生活保護での生活

無職生活保護受給者にバイトを薦める理由と誰でも出来るバイト

今回は、生活保護受給者が
生活を良くしていくための手段として
バイトでも、少なくてもいいので働くことと
そのメリット
無職歴が長くてもハードルが低いのは
具体的にどんな仕事かを
元生活保護受給者な管理人の
経験を交えてお話しします。

目次
〇バイトでもいいので働くメリット
・控除について
・収入の増加
・無職ではないと胸を張れる
・能力の低下を防ぐ
・自分に出来る仕事は無いと胸を張れる
〇比較的誰でも出来るバイト
・交通量調査
・日雇い派遣
・施設警備員
〇まとめ

バイトでもいいので働くメリット

控除

まずは基礎知識として
控除のお話をします。
十分に制度をご理解している方は
読み飛ばしてください。

生活保護受給者が勤労所得を得た場合
その分、生活保護費は減額されますが
生活保護受給者の勤労意欲を促進するため
働いて得たお金の何割かは基礎控除として
手元に残るようになっています。

基礎控除の算出方法は

まず、15200円までの勤労収入は
勤労収入全額になります。

15200円からは
勤労収入が4000円増えるごとに
400円増えます。

2段構成になっています。

要は、15200円までは
働いて得た金額
全額が手元に残ります。

よって、コストパフォーマンス
という考え方をすると
月に15000円程度のアルバイトをするのが
生活保護受給者の働き方として
コストパフォーマンス的には最適解です。

が、月に15000円程度のアルバイト収入がある状態が
数か月続くのは露骨な収入調整とみなされ
本当はもっと働けるものの
それ以上働いてもあまり収入が変わらないから
調節してるだけだよね?
と、怪訝な目を向けられかねないので
出来るのであればもう少し頑張りましょう。

週1ペースで働き
月に2~3万円程度のアルバイト収入を
得られるように働くのが良いと
個人的には思います。

※収入申告しなければ
アルバイト代などの賃金も生活保護費も
全額手元に残りますが
ちゃんと役所に把握されて
全額返還を求められるのは勿論
控除分すら認められなくなります。
きちんと収入申告はしましょう

収入の増加

仮にですが
現在40歳の生活保護受給者の方が
月に15,000円以上の収入を得られるように
週に1日くらい働き
65歳まで過ごした場合を見ていきます。

1ヶ月では15000円の差になりますが

1年で15000円×12ヶ月=180,000円
18万円の差になります。

25年で180,000円×25年=4,500,000円
450万円の差になります。

月々、または年単位で
自由に使えるお金がこれだけ増えるのは
人生において
無視できない差になるかと思います。

もし生活保護を脱却できなくて
ずっと生活保護を受給するにしても
バイトなどの勤労収入は
あった方が家計的に望ましいです。

無職ではないと胸を張れる

世の中、生活保護へのバッシングで溢れていませんか?
このサイトにたどり着くような方は
ネット上で生活保護へのバッシングを
目にしたことがあるかと思います。

週に1日
もっと言えば月に1日
働くだけで

非正規とはいえ労働者
と言えますので

web上にある生活保護受給者に対するバッシングや
ニュース等で生活保護受給者に対する政治家の心無い発言を見ても
あ、自分は無職ではないから関係ないな
ふーんと受け流せるようになります。

精神衛生上はかなり良いです。

能力低下を防ぐ

無職状態が続くと
頭や体をフルに活動させなくても良いので
恐ろしいほど能力が低下します。
人間の体は、使わなければ機能低下するように出来ています。

私もインスタントコーヒーの検品で
蓋の割れをチェックするという
非常に簡単な作業に対する集中力が
5分と持たなかったり
いきなりのアクシデントに対する判断が
斜め上のものになったりしました。

この能力低下が
日常生活に悪影響しないわけがありません。

やはり、仕事は多少でも頭を使いますので
無職状態と比べて頭は働いています。

頭や体を使う=働く
ではありませんが
意識して頭や体は動かしましょう。

自分に出来る仕事は無いと胸を張れる

もし、簡単なお仕事に携わり
それでもお仕事が続かなかった場合のメリットです。

現状を、誰かにお話しするとシミュレーションしてみてください。

「ここ1年はずっと家に引きこもって仕事はしていません
働いてみようと何かやってみたわけでもありません
生活保護を受給しています」
「ずっと家に引きこもっていて
最近週1で働いてみましたが、それでも続きませんでした
生活保護を受給しています」

説得力があるのはどちらでしょうか?

多くの人は

「ここ1年はずっと家に引きこもって仕事はしていません」

本当に仕事できないんだろうか?
何かやってみたわけでもないのに?
と疑問を持たれる可能性は大いにありますが

「最近週1で働いてみましたが、それでも続きませんでした」

そっか、実際に頑張ってみたけど
出来なかったなら仕方ないね
生活保護を受給するのは仕方ないね

と、解釈すると思います。

生活保護を受給する免罪符
という言い方は問題あるのでしょうが
「実際簡単な仕事やってみた、無理だった」
というのは、何よりの説得力になります。

比較的誰でも出来るバイト

生活保護受給者が、バイトなどをして
少しでも働くことのメリットをお伝えしましたが
そもそもとして
生活保護受給中で働いていない方は

働けば良いことなんてわかってるけど
自分に出来る仕事は無いから
生活保護を受けてんですけど?

ケースワーカーがハロワ経由で
求人いくつか持ってきたけど
全部落ちたわ、ボケが!
あいつら何も分かってない

という方がほとんどだと思います。
(病気・障害のある方は置いておきまして)
仕事は自分で探せと
無責任に投げるつもりはありません。
生活保護受給歴、ニート歴が長く、
対人関係に不安を抱えている方にも
管理人でも出来たお勧めできる仕事を紹介します。

交通量調査

メリットは、とにかく簡単なこと
1日限りの仕事であること
デメリットは募集が不安定なこと
拘束時間が長いこと
夏は暑く、冬は寒いことです。

はっきり言って、本業には出来ませんが
生活保護受給者が月に15000円以上稼げればいい
という視点で考えるなら
最適な仕事です。

交通量調査について管理人の体験談はこちら

日雇い派遣

メリットは1日限りの仕事であること
簡単な作業であること
現場が色々あること
デメリットは、派遣先の現場次第なことです

特に生活保護受給者にお勧めするのは
「仕事は楽だが交通費がかかるため不人気」
な現場を選ぶことです。
(収入申告の際に交通費は全て控除できるので)

日雇い派遣労働について管理人の体験談はこちら

施設警備員

メリットは、とにかく暇なことです。
労働時間が8時間あれば
そのうちまともに働いている時間は
2時間あるかないかです。
デメリットは、トラブル対応が大変なこと
よって、交通量調査、日雇い派遣よりは
ハードルが高くなります。

施設警備員のアルバイトについて管理人の体験談はこちら

まとめ

以上、管理人の体験談を交えたお話しでした。
制度的に、生活保護受給者は少しでも仕事をすれば
生活が楽になるようになっています。

とはいうものの
月に15,000円稼ぐくらい働くのもきつい
そもそも生活保護受給額だけで不満なく生活できるから
働く気が起きない

という意見も当然あるかと思います。

無理して働く必要は当然ありませんが
もし状況や気が変わって
人生どうにかしたいなと思ったときに
思い出していただければ幸いです。

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