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【2020年版】ブリティッシュ・ベイクオフ 2週目はビスケットウィーク

 

今シーズンのブリティッシュ・ベイクオフ2週目はイギリス人が大好きなビスケットウィーク!

↓↓ブリティッシュ・ベイクオフの概要についてこちら↓↓

tash-tsubo.hatenablog.com

私はイギリスに来てからベイクオフをテレビを見始め、今回が3シーズン目。

今年は、各週の課題に合わせて毎週新しいお菓子作りに取り組む一人ベイクオフをしようと思っていますよ!

ベイクオフでは珍しいお菓子が登場するので新しいお菓子を知るきっかけにもなるし、参加者の発想力から新しい・気になる味の組み合わせを発見したりできるので、なんとも刺激的で勉強にもなります。

毎週新しいお菓子作りに取り組めば、私のベイクの腕前も上がること間違いなし!?ということで、各週の紹介と合わせて、一人ベイクオフの結果とブリティッシュ・ベイクオフ公式レシピを日本語訳してご紹介していきたいと思います。

2週目はビスケットウィーク

参加者の緊張も解けた第2週目はビスケットウィーク。

ビスケットといえばイギリス人がティータイムに紅茶にダンクして食べたり、あとは朝ご飯にもなっちゃう位イギリス人とは切り離せない焼き菓子です。

今週のチャレンジ一つ目Signature Bake(シグネチャー・ベイク)の課題はFlorentines(フロランタン) 。

ナッツやドライフルーツをキャラメルでコーティングしてパリッと焼き上げたお洒落なお菓子。そこにチョコレートでデコレーションも加えることが今回の課題に含まれます。美味しそうだったLauraの塩キャラメル&ピーカンナッツのフロランタンレシピを貼っておきます↓

thegreatbritishbakeoff.co.uk

フロランタンの評価ポイントは、なによりもパリっという切れの良いスナップ。ドライフルーツを入れすぎたり、厚みがありすぎるとふにゃっとした切れの悪い食感になってしまい、材料の配合バランスが大きなポイントなようです。

テクニカル・チャレンジ

二つ目のチャレンジは、お菓子作りの腕前に加え、知識と経験を試されるテクニカル・チャレンジ。

今週の課題はマカロン。マカロンといっても皆さんがおそらく思い描くであろう、メレンゲ生地でガナッシュクリームを挟んだフランスのお洒落なアレではなく、イギリス版のマカロンです!

見た目は全然異なるけど名前は同じ。

私が公式レシピを見ながら作ったイギリス版マカロンがこちら。

これが今週の一人ベイクオフのチャレンジ課題です↓↓

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左がマンゴーカード入り、右がチョコレート味

フランスのマカロンと同じく卵白を使いますがマカロナージュ等デリケートな作業はありません。

生地の大部分はココナッツで、ザクザクと食感の良いビスケットになります。

写真の左側がマンゴーカード(マンゴーピューレと卵黄で作るクリーム)を中央に流したマンゴー味、右側は中に板チョコを包んだチョコレート味。

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形とサイズが揃った2色のマカロンを各6個ずつ作るのが課題です。

 

 

作ってみての感想&失敗談ですが、思ったより生地が固かったです。

絞り袋で絞って成型できるほどの固さの生地になるはずが全く袋から出てこず。

スコーンなどを抜く丸型に生地をスプーンで詰めていくことで均等な丸に成型できました。焼き上がりほろっとした食感は残っており固すぎた印象はないので、なぜ絞れなかったのか、力が足りなかっただけなのか、この点はよくわかりません;

ココナッツたっぷりのお菓子なので、食物繊維多くなんだか身体に良さそうなお菓子です。ココナッツ&マンゴーを使っていて風味は南国感たっぷり。こういった南国の味わいがお好きな方には嬉しいお菓子です。夫がココナッツ大好きなので、とても喜んで食べてくれました。 

 

ココナッツマカロンの作り方

公式レシピはこちら(英語)

材料(各6個で計12個分)

マンゴーカード:(量が多くできます。残りは熱湯消毒した容器で3週間保存可能)

マンゴーピューレ 75g

砂糖 小さじ2

全卵 1個

卵黄 2個

ライム果汁 小さじ2

無塩バター 50g (角切りにしておく)

マカロン:

デシケイテッドココナッツ 350g

練乳 240g

アーモンドエクストラクト 小さじ1/2

米粉 大さじ2

卵白 2個

塩 小さじ1/4

ダークチョコ 100g(カカオ分54%程)

 

 

手順

1. マンゴーカードを作る。マンゴーピューレを耐熱容器に入れ、砂糖、全卵、ラ脳を混ぜる。手動の泡だて器を使ってよく混ぜたら、ライム果汁を加える。

2. 1の耐熱容器を湯煎に5~7分掛ける(中火)。その間ゴムベラ等で混ぜつつ、とろみがついたら火からおろし別の綺麗なボールに移し、5分ほど冷ます。

3. 5分程冷ましたら、角切りにしておいたバターを一つずつ加え、滑らかになるまで都度良く混ぜる。保存容器に移し完全に冷ます。

4. オーブンを150℃に予熱する。

5. オーブンシートに直径6cmの円を12個ガイドとして描いておく。

6. マカロンの用意。ココナッツに練乳、アーモンドエクストラクト、米粉を混ぜる。使用するココナッツのサイズが長い場合やシュレッドココナッツを使用する場合はフードプロセッサー等で少し細かくしてください。

7. 電動ミキサーを使って卵白と塩を角が立つまで混ぜる。乾燥したような状態まで混ぜすぎないよう注意。卵白の泡をつぶさないよう気を付けながら、優しくココナッツに卵白を混ぜる。

8. 生地を2つに分け、片方は絞り袋に入れる。絞り口は大き目の星型が良いです。

9. 用意しておいたオーブンシートに沿って輪を描くように絞り出す。中央には少量底を埋めるように生地を出し、あとでマンゴーカードを入れる為のスペースを空けておく。

10.もう半分の生地をスプーンですくって直径6cmの丸に広げる。中央にチョコレートをひとかけ乗せたら、残りの生地でドーム状に覆う。

11.上部と縁がこんがりするまでオーブンで25~30分焼く。

12.焼きあがったらオーブンから取り出し5分程冷まし、ラックに取ってさます。冷やす過程でしっかりした固さになります。

13.残りのチョコレートを溶かし、チョコレートを入れた6個分に線を引いてデコレーションする。

14.残りの6個は中央のスペースにマンゴーカードを流して完成。

 

フランスのマカロンとは違う素朴で食べ応えのあるイギリス版マカロン。

ぜひお試しください。

 

ショー・ストッパー

翌週まで生き残れるか否かを決するといっても過言ではない3つ目のチャレンジはShow stopper (ショーストッパー)。

今回の課題は「ビスケットで作るティーセット」。

ティーポットやカップ、プレートまで、ビスケット生地で実物から型を取りながら作り上げていきます。中にはアフタヌーンティーの3段プレートをビスケットで再現した参加者もおり、崩れちゃいそうで観ている方はハラハラ…

ほぼ全員が指示通り実物から何等かの型取りをしてビスケットで形状を作り上げていく中、一人は四角いビスケットを組み合わせて全体的に四角いティーセットを作り上げていました。発想としては素晴らしいものでしたが、全体的に四角いティーセットは他の参加者の出来栄えと比べると華やかさにも欠け、残念ながらMakが今回はベイクオフ・テントを去ることになりました。

 

次回は第3週目のブレッドウィークについてご紹介します。

ブリティッシュ・ベイクオフのジャッジの一人であるPaul Hollywoodはパン屋の息子で神のコネ技を持つイギリスパン界の第一人者。

そんな彼の目が光る緊迫のテントで、いかにPaulを感動させられるか!?

楽しみです。

 

Shikka