【イギリス・お酒】可愛くて美味しいピンクジンのすすめ
夏になると爽やかなお酒をキュッと、シュワ~ッと飲みたくなるShikkaです。
イギリスは7月末に今年最初の30度超えを記録し、もうこの一瞬で夏も終わりかな~と思いましたが、今週後半もまたまた30度超えで暑くなりそう。
こんな時はジントニック(Gin & Tonic)日和なのです!!
実はイギリスでは沢山のクラフトジンが作られていて、その種類や飲み方はとっても豊富。
日本に居た頃、ジントニックといえば居酒屋で安い飲み放題を付けた時にメニューに入っていた位の記憶しかなく、正直美味しいと思ったことは無かった私。
ところが、イギリスに来てからたまたまバーで飲んだら想像以上に美味しくて、それ以来ジン大好きになりました。
そして、イギリスには定番のドライジンから女性にもおすすめのピンクジンまで種類豊富。今回は特にピンクジンについて書いてみたいと思います。
ジンってどんなお酒?
発祥は実はオランダ。イギリスで沢山作られているし、London dry ginは有名なのでイギリス発祥かと思いましたが、違いました。
オランダで17世紀頃に生まれたジンがイギリスにもたらされた結果大流行し定着、現在ではイギリスでクラフトジン作りが盛んになっています。
大麦、じゃがいも、ライ麦などを原料として作られる蒸留酒に、ジュニパーベリーの他フレーバー付けに様々なボタニカル(ハーブやスパイス等)を加えて作られる、風味豊かで独特のドライな後味が特徴的なお酒です。
ピンクジンとは?
今回紹介するピンクジンは、その呼び名の通りピンク色のジン。
フレーバー付けに苺、ラズベリー、ピンクグレープフルーツといった赤色やピンク色のベリーやフルーツを加えているのが特徴で、使用したフルーツの色から綺麗なピンク色のジンが出来上がります。
見た目は可愛いけどアルコール度数は通常のジンと同様37.5%以上のアルコールが含まれています。砂糖は添加されていませんが、使用しているベリーやフルーツのフレーバーから甘いフルーティーな香りを楽しめるのが特徴です。
一般的なドライジンは辛口な飲み口なのに対し、ピンクジンは甘いフレーバーが入ることで飲みやすくなっています。
更にその見た目の可愛さや風味の良さから、ピンクジンは今まさにジン市場でブームになっていて、イギリスでパブに行くと、今や若い女の子たちはこぞってジンを飲んでいます。
色合いの華やかさから写真映えも良いですし、バルーングラスやスマートなロンググラスに入ったジントニックを飲んでいると見た目もオシャレで可愛く見える…(笑
そんなジンは今まさにおすすめしたいお酒です。
Chase Distillery
今回紹介するピンクジンはイギリス西部にあるHerefordshireでイチから醸造されているChase Distilleryのクラフトジン。
公式HP⇒ Chase Distillery
ジンを作る方法には大きく分けて2パターンあり、蒸留酒を原料として買ってきて、それにフレーバー付けだけするパターンと、蒸留酒から自前で作るパターンとがあるそうです。
Chase Distilleryは、後者の「蒸留酒から自前で作る」醸造所。
しかも蒸留酒の原料にはイギリス産のじゃがいもを使用しており、まさにField to bottle(畑からボトルまで)というクラフトマンシップが光る醸造所。
昨今チョコレートで流行ったBean to barと同じ概念ですね。
フレーバーも様々作られていて、基本のドライジンはもちろん、ピンクジンは「ピンクグレープフルーツ&ポメロ(いわゆる文旦)」と「ルバーブ&アップル」の2種類。
他には淡い黄色のマーマレードのジンや、イギリスらしくエルダーフラワーのジンもあります。
公式HPには、醸造所がおすすめするカクテルや飲み方も紹介されており美味しそうなものばかり。ぜひ見てみてください。
公式おすすめ・カクテルの作り方⇒Cocktails Archive - Chase Distillery
ピンクジンならでは・デザートとの組み合わせ
ピンクジンは甘くてフルーティーなフレーバーが特徴で、単体で楽しむのはもちろんですが、デザートに合わせて楽しむのにぴったりなお酒だと思います。
私はChaseのピンクグレープフルーツ&ポメロをパンナコッタに合わせて楽しみました。動画でぜひご覧ください↓↓
フルーツでフレーバー付けされたジンは、そのフレーバーと同じフルーツと合わせて楽しむと美味しく頂けると思い、ピンクグレープフルーツのソースを添えたパンナコッタと合わせました。
Chaseのピンクグレープフルーツ&ポメロジンは、カットしたピンクグレープフルーツを飾りとしてグラスに入れてサーブしたり、ピンクグレープフルーツのジュースと合わせたカクテルも公式でおすすめされています。
ぜひジンそのもののフレーバーを元に、ぴったりなペアリングを探してみてはいかがですか?
おまけ
Chaseのピンクジンの日本での販売は見つけられませんでしたが、イギリスにお越しの機会があれば、WaitroseやTescoなどスーパーマーケットで取り扱いがあります。
また、醸造所のツアーも8月8日から再開されるようですよ!要予約となっておりますので、ご確認くださいね。 (Chase Distillery Tour - Chase Distillery)
日本で購入できるピンクジンとしては、BeefeaterのピンクストロベリージンやGordon’sのピンクジン(苺やラズベリーのフレーバー)であれば手に入りそうですね。
どちらも苺やベリーのスイーツに合いそうです。
Shikka