「かたあしだちょう」の絵本のお話ほどでは全然ないですが、
それでも、”片耳”の悲哀を毎日抱えて生活しています。
進学や就職を控えた若者の場合なら、もっと切実な問題だろうとお察しします。
しかし、既に職業についているからといって安閑としてもいられないのです。
やはり、”片耳”になると仕事のパフォーマンスもぐっと下がる感じなのです。
これは、すぐにはわからないのですが、ボディーブローのようにだんだん効いてくるのです。あな、恐ろし(^^;
身体的な不利をカバーしようと、はじめのうちは頑張るのですが、2年も経つとどうしてもカバーしきれない部分が露呈してきます。
真面目にやってきたのに..なぜ自分が(?_?)と思うことも度々あります。
そして、それがピークに達する前に、たいていは「まぁ、しょうがないか...」と思い直し、気持ちが崩壊しないうちに「無の境地」に戻るのです(^^;
そんなアップダウンを繰り返し、毎日をなんとかやり過ごしています(笑)
さて、前置きが長くなりました。
今回はバランスのお話です。
このブログでも何度か話題にしてきましたが、”内耳”の機能として「音を感じる」という役割に並んで重要な「バランスを保つ」という役割があります。
私のように「聴神経腫瘍」という病気を患った人は、多くは片側ですがこの「バランス機能」を無くすことになります。
「聴神経」というのは、音を伝える「蝸牛神経」とバランス情報を伝える「前庭神経」というもので構成されています。「聴神経腫瘍」はほとんどがこの「前庭神経」から発生するために、運よく巻き添えにならなかった「蝸牛神経」が無事だと、聴力は残すことができるようです。
しかし、バランス機能の方はほぼ失うことになるのです。
それでももう片側のバランス機能が失った側の機能を代替するようになるので、通常の生活に困ることがないほどには回復します。医師からもそういう説明を受けます。
しかし、しかしです。
やはり、元々2つあったものが1つになるので、完全に元通りというわけにはどうやらいきません。ふつうに歩いたりするには大丈夫なのですが、無警戒に階段を「タン、タン、タン」と軽快に降りてきたりとか、とっさに立ち止まったりとか、しゃがんだ状態から立ち上がろうとした時などヨロヨロしてしまうことがあるのです。それも度々...。
階段をすべり落ちそうになったり、歩道で躓いたり、危ない場面も少なからずあるのです。
これはどうすれば良いのか?
”体幹を鍛える?”、”杖を持ち歩く?”
最近、悩みが増えました(^^;
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