【魚の目、タコ、イボの見分け方】足裏のトラブルとの戦い

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低山ハイカーにとって、秋は絶好の季節。しかし、私は今、足の裏にできたイボと戦っている最中です。治療後は痛くて歩くこともままならないので、登山には行けそうにありません。かなしいので記録を残しておこうと思います。

同じように、登山やランニング、ハイキングなど、足を使うスポーツで、トラブルを抱える人もいるのではないでしょうか。イボと似たものに魚の目、タコがありますが、イボだった場合、自己処理すると悪化します。見分け方や治療法を紹介します。ちなみに足裏にイボができたのは3回目。子どものころにできた手のイボも含めると、5回くらいはなっています。イボが比較的できやすい体質かもしれません。

※その後2021年3月6日に治りました! 追記をしています。

魚の目、タコ、イボの見分け方

それぞれの見分け方を紹介します。

魚の目

中心に芯のような部分がある。芯が大きくなると神経を圧迫するので痛い。周辺を削っても、芯が大きくなる。表面はつるっとしている。

魚の目(ウオノメ)。下に向かって神経を圧迫し、痛みを生じることもある
魚の目(ウオノメ)。下に向かって神経を圧迫し、痛みを生じることもある

タコ

角質が厚くなり、硬くなっている。芯はなく、押しても痛みはない。

タコ。上に向かって角質が硬く、厚くなる
タコ。上に向かって角質が硬く、厚くなる

イボ

黒い点々のようなものが見える。表面はガサガサしている。尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)といわれるウイルス性のもの。削るとすぐに血が出る。

イボ。削ると血が出る。表面はガサガサしている
イボ。削ると血が出る。表面はガサガサしている。ウイルス性で増殖する

自己処理できるもの、できないもの

タコと魚の目であれば、自分で治療することも可能です。しかしイボはウイルスなので、削っても治りません。むしろ広がったり悪化することもあるので、病院に行くことをおすすめします。

自己処理可能なもの

タコ、魚の目

自己処理は難しいもの

イボ

魚の目、タコの治療法

治療法をここからは紹介していきます。一般的な方法や自分で試した方法を紹介していますが、自己責任でご判断ください。

以下の治療法が一般的かと思います。

スピール膏(こう)

薬局で売っています。塗るタイプよりも、貼るタイプのほうがおすすめです。

削る+ピンセットなどで取り除く

削る場合には、足の角質削り専用のカッターがあります。1,000円くらいで購入できるので、便利だと思います。病院でも利用しているドイツ製のゾーリンゲンペディ―といわれる足裏用の角質削りがおすすめ。お風呂上りなどに削ると楽しいです。

ただし、魚の目の場合は、ピンセットで目の部分を引き抜く必要があります。

イボの治療法

最も厄介なイボの治療法です。

液体窒素

マイナス200度くらいの液体窒素を当てて焼きます。綿棒などを当てるか、スプレーをかけて治療します。コストは安く済み、手っ取り早い治療法ですが、痛いです。

私の場合は保険ありで1回につき800円(診療費込み)。おおよそ週に1回通いました。目安ですが4ヶ月×月3回、計12回通い、9,600円。足裏でもひどくなければおよそ1万円で治ることになります。ちなみに私は足裏に1ヶ所のみ、まだ血管が2つほどの小さいものでした。

木酢液

お風呂上がりに綿棒でつけていました。膿んだようになり、痛くなってやめてしまいましたが、もしかしたら治る過程だったのかなと思います。ネット上の口コミを見ると、効果があった人もいるようです。ただ、臭いは強烈です。お酢と燻製を合わせたような強烈な酸っぱい臭いがあります。期間は数ヶ月から半年と、液体窒素より長くかかります。費用も液体窒素よりは高くついてしまうと思います。

ヨクイニン

錠剤があり、薬局でも売られています。ほとんどの場合、ヨクイニンのみでは治りませんが、あわせて飲むのがいいと思います。イボへの効果は正直分からないのですが、肌荒れが治ったので、効いているのかなと思います。ブログなど見ているとお子さんなど若い人ではヨクイニンで改善したという声も見られます。痛いのを嫌がるお子さんの場合は、試してみてもいいかもしれません。ただ、漢方薬なので1日3回、大人の場合は約6錠を食前、食間に飲む必要があります。

はとむぎ茶

薬局やスーパーで売られています。最も手頃で手軽に始められる方法です。はとむぎは、漢方名でヨクイニンを指します。少し癖はありますが、お子さんでも飲めなくはありません。ヨクイニンは高いので、はとむぎ茶を治療と併用するのはおすすめです。

ゲンタシン軟膏

抗生物質を含む塗り薬です。細菌のタンパク質ができるのを邪魔するので、増殖を抑えることができます。ただし根本的な治療にはなりません。市販されておらず、病院でもらう必要があります。

炭酸ガスレーザー

局部麻酔をかけてレーザーで治すという治療法があります。保険はきかないので全額自費負担となります。費用はかなり異なるようでして、ネットで金額を表示しているところですと数ミリ程度であれば1万円から2万円程度でとれるようです。ただ、中には15万円くらいの価格を提示された人もいるようで(個数が多かったのかもしれませんが)、かなり価格差があるよう。数が多い場合は、液体窒素で治してしまったほうがいいと思います。

やめたほうがいい治療法

自己判断で試したものの、おすすめしない治療法も紹介しておきます。

スピール膏(こう)

イボにスピール膏を貼るだけでは治りません。むしろ私の場合は悪化しました。

※液体窒素と組み合わせてやるなら、アリかもしれません(2021年3月6日追記)。

削る

血管が浮き出ているので血が出ます。削るだけでは治りません。これも悪化しました。

※液体窒素と組み合わせてやるなら、アリです(2021年3月6日追記)。皮膚科によっては、削ってから液体窒素で治療するところもあります。ただ、自分で削るだけでは治りませんでした。奥深くにまでウイルスがいるためです。私の場合はシェーバーで削りましたが、おそらくさらに細菌が入ってしまった様子。黒いぽつぽつ(血管)が増えてしまったことを付け加えておきます。

イボ取り地蔵

ときどき山にもある、祈るという治療法。 基本、治らないので、やらなくてもいいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。山にも行けず、歩くのも痛いのですが、早ければ早いほど治るのも早いので、放置せずに対処するのが安心です。合わない登山靴などでタコができる場合もあります。小石を踏んで怪我をして、細菌が入ってしまうこともあります。登山に足のトラブルはつきものだと思います。

同じように悩んでいる人の参考にと思って書きましたが、読みたくなかったらごめんなさい。

追記

2021年3月6日、無事に治りました! 血管が見えなくても、奥深くにウイルスがいるようで、足裏は手ごわかったです。皮膚科の先生によれば、表面がつるっとしたら治った証拠だそう。表面がざらざらとしていたり、皮膚が盛り上がっているようであれば、目に見えなくてもまだウイルスはいます。放置するとまた痛い治療を繰り返すことになるので、定期的に通ったほうがいいです。