調剤薬局で働く薬剤師のブログ 咳止めメジコン効果
こんにちは。Pharmacist Masterです。
本日も調剤薬局で働く薬剤師のブログを更新してまいります。
本日は、咳止めのメジコンについて記事にしたいと思います。
前回の記事はこちらです↓
pharmacistmaster.hatenablog.com
以前、デートドラッグとして悪用されているフルニトラゼパムについて記事にしました
pharmacistmaster.hatenablog.com
毎年、5月ぐらいになるとやたらめったら咳が止まらない風邪が流行しませんか?毎年5月になると咳の季節が来たなと・・
咳止めとして手っ取り早く処方されるのがメジコンではないでしょうか?このメジコン、どれぐらい咳止めとして有用なのでしょうか?実体験をもとに記事にしたいと思います。
メジコン(デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物)の特徴
メジコンはデキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物が主成分ですが、現在(2019年12月時点)医薬品販売されているのは・・
の数種類が先発品およびジェネリック医薬品は各社から発売されております。
結構発売されていますね。咳止めを長く服用することはないので、ジェネリック医薬品を使う意味は良くわかりせんね。製薬メーカー側としては、新薬や新財形・新投与経路での開発品目がない中小製薬企業が、とりあえず社員を暇させないために”ジェネリック医薬品”に手を出すという事は、多々ありますからね~・・
メジコンの効果・効能としては以下があげられます↓
注意すべき事は、MAO阻害薬(SSRIなどの抗うつ薬)を使用中の患者さんには、禁忌ということです。昨今、うつ病で病院に通院している患者さんって結構いらっしゃいますからね。今は、電子的にメジコンとSSRIの組み合わせは、アラートが鳴るので、薬剤師はもちろん医師側にも間違いを起こすことはないですけれどもね!
Pharmacist Masterはこのメジコンは、時々処方してもらっています。5月の時は、全然聞きませんので、抗アレルギー剤と吸入ステロイドも処方してもらいました。
今年の5月は例年なく、咳が続く風邪にかかりました。クリニックに行き、診察を受けましたが、その時のレスプレン錠のみの処方をしそうだったので、つい言ってしまいました。
「家にあったメジコンを飲んでいますが、なかなか咳が止まりません。抗アレルギー剤と吸入ステロイドも出してください。」
はい、嫌な顔をされますが、そのまま処方してくれます。そして、咳が止まります。
あの5月の咳が続く風邪ってなんなんでしょうね・・
<豆知識>
OTC市販薬で販売されているブロン液の依存症になっている方、まだまだたくさんいらっしゃいますよね。咳止めシロッパーについてはこちら⇒お薬の危険なお話(一般向け)
本日の記事は、こちらのお薬の使い方に関するサイトを参考にしております↓
本記事が、皆様のお役に立てれば、とてもうれしいです。
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