調剤薬局で働く薬剤師のブログ 大手ドラッグストアーの調剤薬局へ転職しました!ドンペリドンとロキソニンの組み合わせ 3日目
こんにちは。Pharmacist Masterです。
本日も調剤薬局で働く薬剤師のブログを更新してまいります。
本記事は、数年前の出来事であり、私が調剤薬局未経験で初めて調剤薬局に勤務した日々の出来事をブログにまとめています。
これから転職で、調剤薬局に勤められる方(特に未経験)や新卒で調剤薬局に勤める方の参考になることが出来ればと思います。
前回の記事はこちら↓
pharmacistmaster.hatenablog.com
都内某所 大手ドラッグストアーの調剤薬局
2日目は、ある処方について、質問が上がりました。
- ドンペリドンOD錠(規格は忘れました・・・)
- ロキソプロフェンテープ
この処方について、どう思うか?との質問がありました。
私の考えで言わせていただきますと、ドンペリドンとロキソニンに関する薬理学相互作用は考えられません。
なので、こういった処方を検討する場合は、「患者側の前提条件」を確認することが必須です。
薬剤師は、問診以外の治療行為はできないので、患者の状態をコミュニケーションから把握する必要があります。この場合のコミュニケーションとは、患者の薬歴やその他過去の情報を確認することになります。
- ドンペリドンOD錠(規格は忘れました・・・)
- ロキソプロフェンテープ
この処方で、私の頭に浮かんだのは、2つのケースがあります。
A)単純に、患者の胃の状態が良くないかもしれない
B)もう一つは、咽頭がんかもしれない(これ以外に薬を服用していないのであれば、咽頭がんである可能性はほぼないです)
A)については、ドンペリドンは、D2受容体遮断薬ですよね。遮断することで、間接的にアセチルコリンが遊離(特に内臓系で)するので、じわじわと内臓が活発化します。なので、慢性的に胃が弱っている方に対して、有効なお薬なんですよね。ここら辺の考え方は漢方にも類似しています。
また、ドンペリドンは嘔吐中枢のCTZに作用することで、嘔吐を抑えることが出来ます。
ドンペリドンは、中枢抑制の方がより効果が強いところが特徴です。
ロキソニンなどは、NSAIDsに分類され、アラキドン酸カスケードの律速段階酵素であるシクロオキシゲナーゼを阻害します。アラキドン酸カスケードの最終生成物は、プロスタグランジンなのですが、このプロスタグランジンは、2つの使われ方が知られています。
なので、NSAIDsは、痛みや炎症・発熱を下げる効果が知られている一方で、胃壁の材料を削ってしまうので、胃に負担がかかるのですよね。
ここまでは、基本中の基本です。
NSAIDsの中で薬剤師が知らないといけないことは、
シクロオキシゲナーゼ(COX)には2つのサブタイプがあるお話です。
この話は、また後日記事に致します。
本記事でお伝えしたかったことは、ドンペリドンとロキソニンには薬理学的相互作用はないので、患者の状態を確認することが適切な判断をする第一歩になります!
と、調剤薬局の薬剤師の方々に、レクチャーしてまいりました!
その他のお薬関係の記事はこちら↓
ダイエットの記事↓
pharmacistmaster.hatenablog.com
バファリンを飲むと痩せる?
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メンバーも感じが良い方たちなので、しばらく調剤薬局で働き、調剤業務スキルは身につけておきます!
当時、私は調剤未経験なので、管理薬剤師の方は、かなり丁寧に接してくれます。
と言っても、調剤業務は完全に作業であり、薬剤師のプロフェッショナル性はあまり関与していないのが現実ですね・・・
とりあえず、スキルを身に着けて、調剤薬局を開局する際に役立てたいので、まじめに頑張ります!
今後も、しばらく、転職してからの率直な感想をブログにしていきます!
★調剤薬局へ転職した際に利用した薬剤師転職サイトのアレコレ★
1)薬剤師転職サイトについての体験談とレビュー⇒薬剤師転職サイトおすすめ
2)調剤薬局への転職を考えている薬剤師さんのための転職情報⇒調剤薬局で薬剤師のお仕事と転職
巷にあふれる薬剤師転職サイトは無数にあります。
私の経験をサイトにまとめているので、どこの転職エージェントが良い&悪いなどの情報を必要とされている方は、参考にしてみてください!
★薬剤師転職相談★
私の「調剤薬局未経験の薬剤師の調剤薬局への転職」経験をもとに、メールベースで相談を受け付けております。無料ですので、お気軽に⇒お問い合わせいただければと思います。
「どこの転職エージェントが良い、どのような対応であった、求人についての質等」も疑問がありましたらお答え致します。(お勧めではない薬剤師転職サイトも知っておりますので、転職活動をスムーズに進めたい方はお気軽に)
調剤薬局への転職を考えている薬剤師さんのための転職情報⇒調剤薬局で薬剤師のお仕事と転職
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前回の記事はこちらです↓
pharmacistmaster.hatenablog.com
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本日の記事は、こちらのお薬の使い方に関するサイトを参考にしております↓
本記事が、皆様のお役に立てれば、とてもうれしいです。
次の記事も是非読んでくださいね。
★薬剤師転職相談★
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いただければと思います。
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