連日コロナウイルスのニュースや近況を日本に住む家族や友人、それからシンガポールの友人などから報告をうけます。それぞれ、ものすごい心配している人、あまり変わらず日常を過ごしている人、などかなり温度差を感じるのですが、こちらとしてはまだ現実感があまり無いのが実情です。
毎日行く会社ではアジア出身の人はいないし、街でも留学（多分中・長期でマルタに来てる人）のアジア人を見かける程度、そしてマルタ最大手の大衆紙、Times of Maltaでもマルタ国内のニュースとしてはあまり記事がありません。最近（2月7日）で身近なニュースというとこちら↓
「コロナウイルス：マルタ国内で史上二度目テスト対象の患者は陰性」
この国ではなぜこんなにも危機感が低い（？）のだろうか、国民性か？と思ったのですが、個人的に思い当たる理由がこれです。
マルタの唯一の(国際)空港、ルア空港には、アジアからの直行便が無い！
マルタ唯一の旅客機が発着するルア空港はかなり小規模な空港で有名で、ターミナルは一つしかないですし、エアブリッジ（飛行機が到着したらターミナルとつないでくれる施設）はなく、到着したらシャトルバスで入国審査のビルへ向かうという、手軽な空港で私は気に入っています。
話が少しそれましたが、シンガポールから来るときに直行便が無くて、猫たちを連れてくる一番コネクションのいいフライト探しをしたことや、日本に住む母から「マルタは直行便が無いから不便」と言われたことなどを思い出して、ルア空港発着便を調べてみたらやっぱり！
アジア直行便がありません。
ということは、基本的には乗り換えの空港でチェックがあるのでは？（とくにヨーロッパ経由便だと確実）なので、マルタに来る前に何か症状があったりするとそこでストップがかかるために、その先の目的地でしかないマルタは他の国よりもコロナウイルスが無事に（変な言い方ですが）上陸することは難しいのではないか、という見解です。