マルタの冬は湿気が高くて雨が多いと言われているのですが、今年の冬はほとんど雨も降らず、いうほど湿気も感じず、ラッキーと思っていたのですが、3月に入って、日中短期的に雨が降ったり止んだりするような日が何日かあります。「青空散歩」と題してテーマ化した散歩シリーズなのですが。。。あまり細かいことは気にしないことにしてます。

 

マルタでは通常有料な観光名所がたまに無料で入れたり、いつもは閉まっているのに、特別な日に開けてくれるところがあります。このような催しは「オープンハウス」や「オープンデー」と呼ばれていて、3月初旬の日曜日にFort Manoelがオープンデーを実施していたので、行ってきました。Fortとは「砦(とりで)」を意味していて、マルタ島のいろんなところにあります。とにかく人気?でいろんな帝国やら民族やらから攻撃を受けてきた歴史があり、海からやってくる外敵を少しでも早く見つけて攻守に備えるといった意味でも重要な役割を果たしていたのです。

 

この砦は前々から気になっていた島、首都バレッタとショッピングの中心地であるスリーマの間に挟まれたManoel Islandにあり、建設と運営に尽力した18世紀初頭当時のマルタ騎士団の団長Manoel氏にちなんで名づけられたとのこと。そして、フランス革命や第一次世界大戦で実際に交戦に使われた場所です。

 

 

マルタの誰もが知っているスリーマからプロムナード(海沿いの遊歩道)を南に歩き、島への橋が架かっています。

この写真は島への橋を渡ってManoel Islandに入ってきたところです。

 

島に入るとすぐにDuck Villeageが左手にあります。ちょっと羽毛?がバフバフしてる感じがありますが、子供たちに人気です。

 

そこから10分弱、道なりに歩くと、Fort Manoelの入り口にたどり着きます。

 

第一次大戦の際にかなりの打撃を受けて廃墟となってしまっていたのですが、マルタ政府が海外(特にイギリス)の歴史学者やその道のプロと協力してほぼ元のような形に整えました。

 

外壁も、北イタリアのような美しい広場を飾っていて、いい雰囲気。海の向こう側はバレッタを望めます。

 

晴れたり、小雨が降ったり。不思議な空模様とこの砦のメインの建物とチャペル、そして手前は滞在者の宿泊エリアだったようです。

 

 

砦に海からアクセスできる唯一の小さな船場に出られる門と橋。

 

船場エリアです。夏にはここで日光浴しに人が集まるとか。

 

想像以上に素敵な場所、フォトジェニックで楽しいオープンデーでした。

残念ながらこちらのオープンデーは不定期に開催されているようですので、ご興味ある方はFacebookのページをご覧ください!

 

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