なり上がり女子のブログ

ふと気づいたら周囲の風景が変わっていました。荒れた地域で育った私が、それゆえに苦労した経験、それなりに世間からちやほやされるにいたる過程、自分なりに世の中をうまく生き抜くことができた理由といった、自分なりの生き方のヒントを綴りたいと思います。

昨日の続きです(勉強はできなくてもよい。人間性が大事)

勉強なんてできても仕方ない。不良カッコいい。先生までもそんな価値観で、周囲は頭の良かった友人も含めて、みんな少しずつグレて勉強しなくなっていきました。周囲の環境って本当大事です。社会人になっても、みんな自分の会社色に染まります。それは、悪く言えば洗脳ですが、良く言えば順応ともいえます。周囲とある程度同じ考え方、同じベクトルを持つことは、うまく生きるために必要なことでもあります。そんな中でも、自分の生き方を貫くなんてこと、ましてやただでさえ面倒な勉強を頑張ろうなんてのは、小中学生のこどもには、とても難しいことだと思います。

私も多分に漏れず少しずつグレていきました。授業をろくに聞かなくなって、何なら授業の妨害もするし、いじめたりいじめられたりもしました。家で勉強なんて全然しなくて、ゲームセンターに入り浸り。ただ、私が幸運だったのは、それでも私はなぜだか勉強が凄くできたんです。周囲がどんどんぐれていくので、ある意味井の中の蛙だったのかもしれませんが、とにかくテストの成績だけは抜群でした。でも、そういうのが、また不良好きの先生からすると鼻につくんですよね。

続く

 

勉強はできなくてもよい。人間性が大事

私が、小中学校時代に先生からよく聞かされたフレーズ。おっしゃる通りなんですけど、小中学生なんて勉強する意味なんて良く分からず、将来の夢もぼんやりとしたイメージでしかない中で、学校でこんなことを延々言われたら勉強しなくなりますよね。普通。勉強が好きなんてのは多くの場合後天的なもので、生まれながらに勉強が好きなんて子はなかなかいないんじゃないかな。。。

学校教育って、一種の洗脳だと思います。それ自体は悪いことではないと思います。でもどうせ洗脳するなら良い方向に洗脳して欲しいですよね。この点、私の小中学校なんて、先生が不良漫画大好きで、授業中に「勉強なんてできなくてよい。前田太尊ろくでなしブルース、知ってます?)みたいな人間になれ」なんて言ってる訳ですよ。ただでさえ子供なんて漫画に影響されやすいのに、先生までそんなだから、みんなかっこいいの基準は不良。私も含めてみんな不良まっしぐら。

そうやって徐々にみんな道を踏み外していきます。勉強が良くできる子も、そんな価値観に囲まれて孤軍奮闘頑張るなんて不可能ですよ。そういう学校でそういう人たちに囲まれて生きていく中で徐々にそういう考え方に順応していきます。そうやって、世の中の格差は慣性を持って残り続けます。機会の不平等って、こうした日常の中にたくさん潜んでいるように思います。あの頃の友達、みんな元気かな。。。

 

はじめまして

はじめまして。私は、荒れた地域の出身で、特段教育にお金をかけてもらったわけでもなく、ただ流されるままに、でもなんだかそれなりにうまく生き延びて(なんならなり上がって)来ました。そして、今身の回りにいる人を見渡すと、なんだか自分と同じような境遇を経てきた人って意外と少ない。日本はまだまだ格差の小さい国だと思いますが、それでも自分のこれまでの人生を振り返るとたくさんの落とし穴があって、一方で恵まれた人たちは色んな抜け道を通って生きてるんだなーと実感します。自分なりに、そうした境遇の違いをどう切り抜けてきたか、多くは偶然の賜物ですが、そうした偶然に至った過程を綴ることで、同じような境遇で苦労している方々のお役に立てればとの思いでブログを始めます。