市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

議場でのマスク着用について

2020-02-14 | 議会
今日、会派の代表者が集まる会議で、こんなことが議題になりました。

「議場でのマスク着用について、議長の許可を得なくても可能とすべきか?」

新型コロナウィルスの感染拡大で、マスクも品薄になるほどです。
予防のためマスク着用を希望する議員も、かなりいると見込んでの提案なのでしょう。

これを聞いて、まず
「議場では原則マスクをしちゃいけないの!?」
と思われた方も多いと思います。

会議規則には、こう書いてあるんです。
「議場または委員会の会議室に入る者は、帽子、外とう、襟巻き、つえ、かさの類を着用し、または携帯してはならない。ただし、病気や他の理由により議長の許可を得たときは、この限りではない」

昔、女性の国会議員がベレー帽を着用したまま登院したとして問題になりました。
その反対に、最近ではタレントの「さかなクン」が、トレードマークのハコフグの被り物をしたままの意見陳述が特別に認められたと、話題になりましたね。
その他、スカーフはいいのになぜストールはダメなの?とか、アントニオ猪木議員の赤いマフラーもバツなの?とか、帽子がダメならカツラは・・・?とか、度々物議を醸しているようです。
これらはいずれも「議員は、議会の品位を重んじなければならない」という規則に則ったものだと思います。

じゃあマスクは品位を損なうのか?と言われれば、これも微妙なところ。
私も最初は「マスクぐらい、したい人の自由で認めてもいいんじゃないの」と思っていましたが・・・
マスクは、品格の問題以外に理由があったのですね。

口元を覆ってしまうと、勝手に野次など飛ばしても、誰が発言したか特定できない。
プロレスラー議員のマスクも問題になりました。表情が見えづらいんです。
議場は、生身の人間同士が対峙する真剣勝負の場。
発せられる言葉と同じくらい表情は大事だし、発言せずに座っている議員だって、表情で議論に参加していると思うんです。

だから、やっぱりマスクの着用は議長の許可をとりましょう・・・
結局、市原市議会ではそんな結論に落ち着きました。
ただし、傍聴者のマスク着用は自由ですのでご安心を。

でも、あえて言わせてもらえば、
そもそも具合が悪いのであれば休んでほしいし、
予防のためのマスクはあまり意味がないどころか、場合によっては逆に感染リスクを高めることになりますので・・・。
マスクをしないと落ち着かない方に「するな」とは言いませんが、
もっと冷静になることも必要ですね。


写真は、
代表質問の通告を間近に控え、ランチもそこそこに原稿を直している森山かおる。



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