おこもり生活 35日目 歴史の勉強
憧れて来たフランスなので、パリで根を下ろして生活していることに毎日感謝しているんだわ、これでも。
インターネットのおかげで日本の情報も逐一入手できるし、パリではそこら中に日本料理に必要なものも売っている。
唯一の不満は本屋さん。
電子じゃなくてやはり紙がいいのね。
読みたい本を毎回日本から取り寄せたり、3倍もする値段で買えないからブックオフ頼りよ。
一期一会だと思って、いつか読むかもという本はとりあえず大人買いしているわ。
当地の駐在員様のご趣味が頼りよ。ビジネス書ばかり読まないで古典とか新書とかも読んでちょーだい。お願いします。
ブックオフアナリストとしては、時々古い全集が並んでる時なんかは、在仏4、50年の方がお亡くなりになって処分されたのね、とか、書店内で勝手に決めつけてシミジミしているのだわ。
子どもの教科書も売ってあったりするから、昔買った山川出版社の歴史本、暇にあかせて読んでいるわ。
そうそう縄文時代と弥生時代の大きな違いは水稲農業!とか頷きながら学習しているのよ。
若さとは藤原、及び北条氏男子の下の名前をすべて暗記できたり、ジャニーズの若者の名前と顔を一致させることである。今はもう無理。
今までだって天変地異や疫病が日本や世界の歴史に影響を及ぼしてきたんだわ。
江戸時代には天然痘で5人にひとりが亡くなり、この天然痘は人類が初めて撲滅したウィルスらしいの。
東大寺の大仏だって、災害や疫病を鎮めるために聖武天皇が建造を決められたのよ、とにわか知識を披露させて。
2年前の家族旅行で駆け足で奈良を訪れた時、大仏を見た後、しまった行きたかったのは法隆寺だった、と思うほど歴史オンチになってたからまた一から勉強し直すわ。
現代の庶民の生活だって平安貴族も真っ青な優雅な生活だと肝に銘じ、希望を失わず、今日もなんとか暇を潰していきましょう。