受験生から、受験が不安で仕方がない、という相談を受けた。



 受験の時期って、うまく行ってないと辛いもんね。



 結局、受験勉強って、最後は自分との戦い。



 周りに友達がいっぱいいても、最後は、自分一人で答案を作らないといけない。



 それはとても孤独。


  
 孤独。



 なんか寂しい響きだけど、私は昔からどちらかというと孤独が好き。



 周りの人のおかげで自分が生かされているので、私もそれなりに人との付き合いはもちろんする。



 小学校のころ、ガリガリで、おまけに目がデカいだの言われて、周りに無視されて、気付けば、人間不信になっていた。



 辛くても、反抗できず、我慢ばかりして、少しずつ、すごく周りの評価を気にする人間になっていた。


 自分の行動が他人にどう思われるが怖くて、酷いときは、コンビニのレジに並ぶことさえも億劫だった。



 しかし、そう言いながらも、家族や周りに生かされている自分がいることに、やっと大人になって気づいた。



 このままではいけない。



 人を嫌ってばかりじゃ何も上手くいかない。



 私は、ある人から『ぼちぼち』という言葉を教えられた。



 周りの人は、思ったほど、他人のことなんか見てない。



 『ぼちぼち、頑張ればよい』


 言い言葉だ。


 この言葉を覚えて、変に自分にプレッシャーをかけないようになった。



 それから、がんじがらめの自分を解き放つことができた。



『ぼちぼち』。


 何か聞かれると、何でも、『ぼちぼちね。』と答えるようになった。


 自分が楽になった。


 月曜日には、友人から


『一週間始まっちゃったね。この一週間頑張ろう。』


なんてメールがくる。


 私は答える。


『ぼちぼちね。』


って。


 頑張ることはいいこと。



 ただ、よれよりも大事なのは、力まず頑張れる自分になれること。



 何でもいいんだ。



 自分の気持ちが楽になる言葉を見つけること。


 自分が頑張れる自分であり続けられるルーチンを見つけること。



 それが大事。



 受験の時期って、普通の人なら、不安で何度か自分が壊れそうになるときがある。



 でも、頑張りすぎて、自分が壊れそうになったら、この言葉を思い出して欲しい。



『ぼちぼち。』


 窮屈な自分の心を少しでもごまかすことが出来る言葉。



 力みなくがんばることが出来れば、必ず努力はいい方向に向かう。



 頑張りすぎちゃう人は、この言葉を心の隅に置いて頑張れば、ちょうどいい。


 
『ぼちぼち』


 この言葉が私は好きだ。



 さあ、受験勉強頑張ろう。



 自分が壊れそうになったら、ちょっと立ち止まり、ぼちぼち頑張ろう!


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