つまり、合格出来るか出来ないかきわどいところ、謂わば、ボーダーライン上、崖っぷちに立っている受験生にどうにか合格して欲しいと願って書いています。
うちの子も、本当にボーダーラインぎりぎりで、どうにか合格を勝ち取りました。
とにかく、一番びりっけつであれ、志望校の合格最低点を一点でも上回れば、合格なのであります。
合格最低点をとる。
偏差値を気にするよりも、そこに、全力を注ぐべきです。
それが全てです。
ボーダーライン付近は、0.1点で合格不合格が決まる世界です。
受験でミスをして、10点、20点落としても、合格することは間違いないという人は、私の書いていることは、それほど必要ないでしょう。
ボーダーライン付近にいて、泥臭く1点でも2点でも、粘り強く掴み取りたい受験生に、特に読んで欲しいです。
合格の頂きに立てる人数は決まっています。
びりっ尻であっても、頂に立つ一人となれれば、それでよいのです。
では、どうやって、一点でも二点でも上積みするか。
息子の例をあげますと、息子は、二次試験の化学の難問が、試験時間終了時間の10分前まで白紙の状態だったらしいです。
しかし、最後の最後まで諦めずに、頭をフル回転させ、自分でも信じられない集中力で5問の内の3問を解答し、奇跡的に3問とも正解。
そこでもぎ取った10数点が、奇跡的に勝負を決めました。
最後の最後で、どうにか書いた答えが正解だったというわけです。
一生懸命努力していれば、最後に神様が手を貸してくれることか必ずある、私は、そう思いました。
試験は何が起こるかわかりません。
最後の数分が、合格か不合格を決めるということが絶対にあります。
だから、最後の最後まで、終わりの合図が出るまで、絶対に諦めないで下さい。
どうにかボーダーラインを越えて、入学してしまえば、びりっけつ合格でも、その後は関係ありません。
医学の勉強に関して言えば、入学時の順位はあれど、みんなスタートは一緒です。
みんな、初めて目にする勉強ばかりです。
みんなと対等に勉強できます。
上位で合格したから、医学部の勉強でも上位とは限りません。
そこからは、理解力と記憶力が鍵を握ります。
とにかく合格することが大事です。
本番であれ、模試であれ、最後の最後まで諦めない姿勢を身につけましょう。
偏差値よりも、志望校の合格最低点を越えることを目標とした勉強、どうしたら合格最低点を越えることが出来るか、科目別に獲得すべき点数を考え、十分に自分なりに分析しましょう。