子供を優秀な子供に育てる過程で、子供と親のモチベーションの維持というものは、最も重要な要素の一つです。



 子供はもちろん、親もモチベーションを保つ必要があります。



 ただ、親のモチベーションが高くても、子供のモチベーションが高くなるとは限りません。



 親のモチベーションが子供の変なプレッシャーにならないことと、子供を褒めたり、あらゆる工夫をして、子供自身に自信を持たせて、モチベーションを上げることが大切です。



 
 子供のモチベーションが上がれば、普通の親なら、自ずとモチベーションが上がります。



 絶対に、親は、どうにかして子供の夢を叶えてやりたいと思うはずです。




 また、親のモチベーションを上げるには、親自身も勝利を掴み取るというハングリー精神を持っていないといけません。



 例えば、私の場合は、自分が本当にやりたい仕事を現在できていないということからくる気持ちであり、その原因は、今までの私自身の努力が足りなかったためだと自覚しています。




 いつの時代も、優秀な人が世の中を引っ張っていきます。 




 勉強して優秀な人間になれば、子供の将来の可能性も無限大になるわけです。


 
 ですから、自分の子供にだけには、私と同じ道を歩んで欲しくない、自分のやりたいことをやって、悔いのない人生を生きて行って欲しいという強い気持ちが、結果的に、子供の教育に対するモチベーションを上げて来たように思います。



 世の中の流れの中で、自分の確固たる信念をしっかりと親が理解しておくのが必要不可欠です。



 それと、これは、小さなことですが、自分のあまり好きではなかった上司が、自分の子供の学歴などを自慢していたことがあって



『子供の教育においては、絶対に負けない。』



と思ったことですかね。



 最初は、そのような自分発のモチベーションを持って、どうすれば優秀な子供に育つかを考えて教育しました。




 しかし、いつも四六時中、メラメラと教育に燃えていた訳ではなく、基本的に、子供は、伸び伸びと育てつつ、勉強をすることが当たり前の状況に導いてきたつもりです。



 今でこそ、息子もテレビゲームなどのゲーム類は全くしていませんが、幼いときは、いつも、テレビゲームをしていました。


 

 当時、好きなテレビゲームをダメと言ったことはありませんし、息子がやりたいと言ったことは、何でも殆どやらせてきました。



 怒ったり、雰囲気的に押さえつけて勉強させたことは一度もありません。




 結果的に、教育の中で、子供を



『勉強が大好きな子供』



に育てられればいいのです。



 うちの子は、公文に通っていましたが、公文の課題なんか、家では全くしていませんでした。



 ある日、妻が子供の課題を解いていたので



『何してるの?』


と聞いたところ


『全然、課題をしていかなかったら、体裁が悪いから私が解いてる。』



と言いました。



 私は、妻に


『それは、絶対にやってはいけないこと。課題をやらずに怒られるなら、怒られたらいい。
 そうなれば、子供自身が気付くだろう。そんなことじゃ、子供が勉強しなくなるし、公文に行ってる意味がない。』


と言いました。



 ということで、殆ど公文の課題を家でやらない子供だったのですが、どうにか、中学校に上がる頃には、自分で勉強する習慣もついていたように思います。



 子供の根っこにある性格が愚直であれば、それは、つまり、勉強することが大切なことだということを言葉で説明すれば、必ず理解するようになります。



 『公文の課題をしなさい』



という前に、勉強することの大切さをさりげなく伝えなければいけません。



 
 具体的には書きませんが、勉強しなかったら、将来どのようになるのか、勉強して優秀になれば、将来どうなるのかを子供にさりげなく何回も話しましたし



『これを勉強したら、DSを買おう。』



などと物で釣ったこともあります。



 要するに、勉強すれば、自分にとって、良いことがあるという感覚を持たせました。



 加えて、うちの場合は、運良く、愚直な性格の子供に育ってくれたので、勉強の大切さ、重要性を説明すると素直に聞いてくれました。



 そして、中学校くらいから、本人も本腰を入れて勉強するようになり、親の期待にも応えてくれ、成績もぐんぐんと伸びていき、子供の成績を見る度に、子供自身のモチベーションも上がり、同時に、親のモチベーションも上がっていきました。



 子供の成績、それが、第2の親のモチベーションを上げる要因となります。



 成績が上がれば上がるほど、子供のモチベーションも親のモチベーションも必ず上がります。




 それと、御子息が東大に入ったり、プロ野球選手になられたりと成功された先輩方の話を聞いて、自分のモチベーションをあげました。



 その先輩方から、子育ての経験談を聞き、同時に



『お前の息子も、絶対、東大に行ける!プレッシャーをかけ過ぎるとダメだぞ。伸び伸びとさせなきゃ。』


と、私を励ましてくれました。



 それで、自然と



『うちも、行けるかも知れない。いや、行けるはずだ。』



と思えるようになり、その意識が当たり前のようになりました。



 それから、モチベーションが下がったことはありません。



 親のモチベーションを保つことは、とても、重要なことです。


 
 ただ、親のモチベーションだけが大きくて、子供よりも親の方が、妙に焦ってしまい、結果、子供のプレッシャーが大きくなり、失敗するケースもあるので注意ですね。



 絶対に、子供により良い人生を歩んで欲しいという強い思いを持つこと。



 空回りしない、子供の大きな歯車と親のしっかりとした歯車ががっちりと噛み合う高いモチベーションを持ちましょう。




 あくまでも、歯車が大きいのは子供。



 親は、子供のモチベーションを中心にして、表にしゃしゃり出ることなく、子供を陰でしっかりと支え、縁の下の力持ちになるということが理想だと思います。


 親と子のモチベーションが良いバランスで保たれているということが大切です。


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