公式ノートの作り方
公式ノートとは、さまざまな問題の解法のポイントをまとめたものです。
大前提として、全ての問題は、小さい重要なポイントの組み合わせで構成されています。
その組み合わせは無限大であるゆえ、出題される問題のバリエーションも無限大になっています。
逆を言えば、その一つ一つのポイントを理解さえすれば、後はその知識を組みわせるだけだと言えます。
公式ノートには、この小さなポイントとなる公式をまとめるようにしていました。
公式ノートやまとめノートを作成するときに一番意識して欲しいことは、そのノートに普遍性を持たせるということです。
わかりやすく言えば、さまざまな問題に対応できるようなノート作りを心がけてほしいのです。
自分の間違った問題をノートに写して、解法を覚えるのでは、十分な効果は得られません。
なぜなら、その問題はすでに多くの知識が組み合わさったものであり、組み合わせの一例でしかないからです。
それが許されるのであれば、まとめノートは無限大に作られてしまうことになります。
それでは公式、まとめノートとは言いません。
当然、中には解法がかなり特殊な問題もあるので、そのような場合は問題を全て写しても良いと思います。
問題の重要なポイントを細分化して、一つ一つを公式ノートにまとめていく。
そして、新たな問題が出題されたときに、公式ノートに書いたポイントのいくつかを組み合わせれば解けるのではないかと考えて勉強できるように心がけてほしいです。
公式ノートに書かれていない、新しい知識が必要だったときは、復習する際に公式のノートに不足していたポイントのみを追加します。
問題の重要なポイントを細分化することがなかなか難しいと思うので、先生に聞いてみて考えると取り組みやすいかも知れません。
公式ノートの中の赤・青・金のシールについては、
青は、問題を解くときの鍵となる考え方(必ず覚えておくことというよりは、覚えてたら楽に解ける)
金は、考え方全てが難しいが、押さえると大きく差がつく事項
で分けていました。
この公式ノートは、中学3年生の一学期から作り始めたのですが、結果的に、そこを起点として、その後、驚異的に数学の成績が上がりました。
それで、大学生となった今でも、捨てずに大事にとっています。
今回は、公式ノートの中の一部をお見せします。
この公式ノートが、大学合格までの礎になっていることは間違いありません。
志望校を目指して頑張っている受験生に少しでもお役に立てれば嬉しいです。
参考にしてください。