地方公務員KESUの仕事とファッションを考えるブログ

現役の地方公務員が仕事や趣味の読書や投資、時計や革靴、筋トレなどの好きなことについて書いていきます。

【仕事】これからの自治体職員に求められる能力

皆さんこんにちは、現役地方公務員のKESUです。

今後は、人口減少がさらに進行していく中、自治体においても働き手が不足していくことが予想されます。

そうした中、私が考える「これからの自治体職員に求められる能力と仕事への取組み姿勢」についてお伝えしたいと思います。

 

 

公務員を取り巻く今後の環境変化

管理職として必要不可欠な能力は、以前ブログで紹介したように、コミュニケーション能力、意欲と熱意、逆境に強いことです。

 

yosuke0008.hatenablog.com

 

一方、係長以下の一般職員の方も当然それらの能力は、最低限必要ですが、それよりもプレイヤーとしての処理スピードの速さや正確さが求められています。

しかし、これから先の自治体運営を見越したときに、今後求められる能力が変わってくると考えてます。

なぜなら人口減少で、働き手が不足していくことは自治体にとっても例外ではないからです。

そうした中、AIやRPAを使えば、人員の穴埋めにもできるし、人員削減できます

加えて長期的には財政コストも下げられますので、導入しない手はありません。

これからはそうした単純な定例的な事務作業はAI、RPAに代替されていくようになります。

私の自治体でも一部の所管で実証実験が導入されています。

例えば何かの申請書やアンケートを自動的にエクセルやワードに落とし込んでくれるようなものや、一連の契約処理なんかを自動的に処理するようなものが試行的に導入されています。

ロボットは単純作業を強いられても文句も言わなければ、作業スピードも落ちません。

単純作業をしているだけなのに、あーだこーだ文句を言っている職員ははっきりいって不要になります。

これから求められる能力について

前例踏襲が前提であり、それが当然だと思っている公務員にとっては死活問題でしょう。

こうした動きの中、一般職員には自分の頭で考え、また、考えるだけではなく言葉で伝えるという施策提案できる能力が今まで以上に重要になってきます。

しかし、今までそうした能力が必要とされる部署は企画部門など一部に限られているため、企画立案すること自体にそもそも慣れていません。

どこの自治体も日常業務で手一杯で、人員に余裕のある部署はなくなってきています。

そんな中でも、特に20代30代ぐらい若い職員は、今のうちから自分の頭で考え、言葉で伝える癖をつけておきましょう

簡単に言えば我が事として主体的に仕事に取り組めるかどうかが鍵になると思います。

当たり前ですが、私は主体的に仕事に取り組んでいる職員を高く評価します。

意識が高い職員は、公務員の世界では周りからうざがられる傾向にありますが関係ありません。

私の実感としては、公務員の世界で主体的に仕事に取り組んでいる職員は2割もいないです。

1割ぐらいかなといった印象です。

一般的な組織ではやる気のある2割の職員が残りの8割を引っ張るという、所謂20対80の法則が公務員組織にはあまりあてはまりません。

おわりに

「1割のエース職員を目指すのか、その他大勢の9割の職員になるのか」、それは自分の価値観や仕事に対する意識次第ですので正解はありません。

しかし、人生において長い時間過ごす仕事を、私は主体的で有意義に過ごした方が圧倒的に楽しい人生になるのではないかと思います。

趣味やアフター5を楽しめるのは、本業が充実しているからです。

本業が中途半端ではワークライフバランスとは言えません。

以上私が思う、「これからの自治体職員に求められる能力と仕事への取組み姿勢」でした。