2020年2月15日のUSDJPY
1月25日の記事でドル円について触れました。ボクの手法の考え方およびツール類が為替にも通用するのかを検証することが目的です。
ボクの考案する「移動平均交差法」および「ダニエルツールス」では、波の振るまいと統計分析に基づいており、その分析対象は指数、個別株、為替、先物その他と、波の振るまいをするものであれば、どのような商品であっても対応できる特徴を持ちます。それこそその気があれば川面の波であっても分析できるはずです。
ちょっとオカルトっぽくなるのであまり使いたくないワードですが、いわゆる「波動」を分析することに主眼を置いた手法であり、たまたまボクの対象が日経225だっただけであって、本来はフローの多いユーロドルなどの為替の方が良くフィットするはずです。
では、前回のドル円の記事から20日が経過しましたので、また検証してみたいと思います。
まず2020年1月14日時点での分析記事です。
こちらの記事では移動平均乖離を用いてドル円の値動きとレンジを予測しました。詳細については実際に読んでいただくとして、記事中では以下のようにまとめています。
そして1月22日では以下の記事を投稿しました。
こちらでは移動平均乖離を用いてドル円の値動きを予測していました。
では記事中で紹介したチャートを再度見直しみます。まず2020年1月22日時点でのドル円日足となります。
この記事ではDN_MAF2の標準偏差バンドを用いて、従来のボリンジャーバンドとの相違を解説していました。
そして中心線の赤線が、今後の値動きの中心はここらへんを推移するはずであると紹介しています。
そして2日後が以下のチャートです。
下げることは予想されていたチャートでしたが、値が崩れたことにより若干中心線も下げていますが、だいたい予想範囲内で推移しています。そして標準偏差バンドが広がりだした事もわかります。
そしてさらに20日が経過した2月15日時点でのチャートです。
上下はありますが、中心線の推移はほぼ想定範囲内ではないでしょうか。そして価格レンジも108.3~110.2とだいたい予測の範囲内に収まっています。
この先も円安傾向はもう少し続くのかもしれません。
ズームアウトして380日の中心線を入れて全体を俯瞰してみましょう。
2015年の円安を押し返し、全体的にはとてもおだやかに円高方向、そして現在は少し円安方向に向かいつつある状態。超長期で考えるとドル円は今の水準辺りがちょうど中心位置で、上下どちらも揺らぎの状態であると考えても良さそうです。
もちろん、これで現在の金融緩和が縮小されるようなことがあれば円高方向に振れることも予想できますが、最終的には現在の価格辺りに収束するのかもしれません。
遠い未来のことはさすがになんとも言えませんが、直近の範囲ならなんとか技術的手法により予測することは出来そうです。
いずれまた時間を見つけて為替の短期予測記事も投稿します。