ダニエルのテクニカル分析

先物・為替のテクニカル分析について考えます。同名の仮想通貨投資家の方とはまったくの別人です。

このブログについて

本ブログは、日経平均225先物を専門にトレードするわたくしダニエルツールスが毎日作業するテクニカル分析における過程をメモ代わりに記録するものです。

 

ほぼ毎朝9時前にその日の値動きを予想、大引け後にその日の予想の検証を行っています。もちろん予測ですので読み間違いなどもありますが、検証結果をその後の予想に反省させることで日々精度を高めていく狙いもあります。

 

本記事内でも触れますが、特殊な手法は用いておらず、本ブログで紹介する手法を真似れば、どなたでも同様の予測が可能になるはずです。

 

ここで本ブログに記載するテクニカル分析上のツールや用語について整理しておきますので、今後記事を読み進める上での参考にしていただければと思います。

 

以下は本ブログで用いるチャートの基本形です。

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基本的にテクニカル分析用のプラットフォームとしてMetaTrader4をWindowsPC上で動作させています。ブローカーは海外業者のXMで、CFDのJP225Cash上で作業しています。

 

またテクニカル分析に際しては、私ダニエルツールスが開発したインディケーターと同様に開発した手法である移動平均交差法を用いています。これ以外にときどき需給の読み等はあるものの、特別な手法は用いていませんので、少し訓練を積むことでどなたでも同様の分析が行えるようになると思います。

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それではチャートの詳細について解説します。もういちど先のチャートを見てみましょう。

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日々の予想は、日足、60分足、15分足のローソクチャートを用いていますが、現時点での実際のトレードは超短期のスキャルピングですので、ブログには掲載しませんが1分足チャートで同様に分析を行っています。実際のトレードはときどきTwitterに投稿することがあります。

 

上記のチャートで上段のローソク足内に描かれているインディケーターはDN_MAFM2とDN_MAFの2種類です。緑色の点線で描かれるDN_MAFでは値幅の範囲を読み取る際に用いますので、使用しないこともあります。基本は青と紫のモメンタムリボン、および青と黄色の点線から構成されるDN_MAFM2を用いており、これで現在のトレンドとモメンタムの方向性、将来の値動きの変化点などを予測します。また現在の位置を確認するために黄色の6MAも記載しています。

 

下段は、値の乖離とオーバーシュートを読み取る事を目的としてDN_MAFCD2を用いています。これは24MAを灰色の中心線として、緑色6MAがどのような位置関係を持つか、またその状態を検知する赤色のシグナルライン、値の行きすぎ(オーバーシュート)を検知するシグナルアイコン、値幅の標準偏差から許容できる値動きの範囲を示す灰色のボラティリティバンドから構成されています。

 

チャート上に描かれた赤い縦線は予測境界と呼んでおり、このラインより左側のインディケーターは確定されたもの、右側が予測範囲となり、現在の値動きの変化により再計算し直します。上記のチャートであれば上段の下矢印のシグナルが予測境界を越えた直後でトレンドは下向きが確定していることを示しています。

 

またMT4では欧州時間で動作するため表示される時刻にズレが発生してしまいます。これに対応するため海外FX WikiさんのJPN_time_subzeroを表示させています。

 

以上で準備は完了です。

 

本ブログ中でも紹介しますが、株価の動きは実に興味深い特性を持っています。たとえば以下のチャートを見てみましょう。

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先に解説した青点線の先行線と黄色点線の中央線、それに紫のモメンタムリボンが一定の間隔を持ちながら上下に入れ替わりチャートを作って行きます。そしてその関係を保つために株価は推移します。この相対関係は崩れることがありません。先行線が大きく変化する位置ではモメンタムリボンも変化します。そのために株価も動きます。主従関係が逆転していますが、そのような動きに見えることが多々あります。

 

また以下のチャートを見てください。

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DN_MAFCD2で描かれた乖離チャートですが、上下に描かれた矢印はオーバーシュート、つまり株価が行きすぎたため収束する動きが発生したことを示しています。値動きは勢いがつきすぎるとどうしても行きすぎが発生します。車などでオーバースピードでカーブすると外側にはらんでしまい修正が必要になることがあります。これに似た動きが株価の値動きでも発生します。これを効率的に検知しようと開発したのDN_MAFCD2です。このシグナルをどのように活用するかは実際に使って考えていただくとして、このブログではそのヒントをときどき書くことがあります。

 

以上で簡単ですが、本ブログを読み進める上で必要な最低限の用語とツールを紹介しました。

 

またダニエルは基本的に日経225先物のみをトレードしますが、これらの手法やツールは225以外の為替、株式、先物など、値動きがあるものであればどのような商品でも通用するはずです。ときどき他の商品のテクニカル分析に言及することもあります。

 

コロナウイルス感染拡大による経済危機により前代未聞の波乱が株価市場にも発生しています。これまで信じられていた長期投資の優位性が危ぶまれる可能性さえあります。このような時代をトレードで生き抜くには各自が創意工夫し、少しでも優位な位置に立ち続ける必要があります。

 

 

そして一日でも長く生き抜きましょう。

 

注意.

本ブログ記事の信頼性については担保いたしません。また本ブログ記事により被ったトレード上の損失について補償するものではありません。