地方から上京してきた保育学生・保育士さんだけでなく、、、40代以降の保育士さんからも『最近、東京の保育園では開園時間が長くない??』といった意見を多く聞きます。
また『保育園で夕食を食べるの!?』『補食って何ですか??』といった質問もよく聞きます。
今回は待機児童&新規開園が最も多い東京地域の保育園について解説していきます。
◆開園時間が長い保育園が増えた理由
だって、多くの自治体が新しく保育園を開園する条件に『2時間の延長保育を行うこと』を義務付けしているんですもん。
これを拒否したら新規開園させてくれないので仕方ないじゃん。
なので開園したばかりの保育園の求人票やHPをみると多くの保育園が7:00~20:30といった勤務時間or開園時間になっているはずですよ☆彡
それと、東京都独自の地域認定保育園でもある『東京都認証保育所』では13時間以上開園することが明記されているので、待機児童が多い都市部では保育園の開園時間が長いという特徴があるのです。
●経営者たちの本音
ぶっちゃけ・・・現場の保育士だけでなく、多くの保育園経営者も延長保育をあまり望んでいません。
だって、、、ただでさえ保育士の確保が難しいのに、延長保育なんてしたら更に人手が必要だから。それに延長保育の補助金をもらっていても職員の人件費に光熱費に調理などを考えると実際にはあまり。。。
え??そんな冷めた理由なの??
『家庭保育の重要性』というのも確かにありますが、。。正直な意見はこの2つです。
それに・・・予算が厳しい地方では延長保育を展開している保育園って少ないでしょう。きっと地方でも延長保育を希望する家庭も一定数いると思うのですが、、、申し訳ないのですが自治体はその為に、保育園へ補助金を出すことは難しいでしょうね。
それに・・・公立保育園では原則延長保育はやらないし、やっていても1時間で夕食まで用意する保育園ってほとんどないでしょう??
(これも高額な公務員の人件費削減が理由です。)
◆『夕食』と『補食』について
だって、お腹空きません??
私だったら20:00近くまで保育園にいたらお腹空きますw
基本的には1時間延長だと補食。2時間延長だと夕食という感じで設定している保育園が多いはずです。
私が勤務していた23区内の保育園では定員100名に対して夕食が6名。補食が10名くらいでした。
(家計所得が高く有名な企業で勤める保護者が多く通勤も会社まで30分以上かかる保育園でした。地域によってこの利用人数は大きく変動します。)
ちなみに補食というのは『お煎餅』とか『クッキー』とか。夕食がある保育園では『おにぎり』とか『ご飯とみそ汁(おかずなし)の夕食』みたいな感じで、おかわりはありません。
理由は・・・補食はあくまでも夕食までの繋ぎであり、家に帰って家族と一緒にご飯をしっかり食べましょうという意味合いがあるからです。
これがあまり聞きなれない補食の正体です☆彡
でも・・・本当に仕事が終わらない保護者にとって夕食の存在って本当にありがたくて。。。20:00に迎えに来たら家に帰ってご飯を作っていたら食べ始めるのは20:30以降でそこからお風呂に入ったりしていたら就寝時間は22時を超えてしまいます。
確かに食事は家族一緒に食べたいという理想はあるかもしれませんが、、、夕食を保育園が用意してくれると子どもたちを早く寝かせることも出来るし、大人だけであれば多少夕食を手抜きすることも出来るので本当に助かるのです。
◆なんでこのテーマを今回解説!?
だいすけは一時期ですが、保育における求人・人材業界の中心と言われていたらしいのですが・・・
(これ私は自分で一度も言っていない、苦笑)
その時に、この質問がとても多かったのです。理由はやっぱり働く保育士も出来る事なら早く帰りたいという気持ちが多かったからです。
でもね・・・。どうしても早く帰ることが出来ない職種の保護者はこのような施設があると本当に助かるんです。
だからと言って、早く帰れるのに夕食を作る手間を考えていつも保育園に頼ったりするのはダメですけどね(*^▽^*)
東京の保育士さんは意外と当たり前のように20時30分まで働いていたりしますが・・・このテーマをみて
『え?そうなの??』と思う地方在住の保護者の方も意外多いんですよ。逆に東京や都市部の保育士は地方では当たり前のように認識している『保育教諭』という言葉を知らなかったりしますからね♬
改めて、、、地域による保育の差って色々な意味で面白いですね☆彡