ウブドのスタジオで頻度高めのヨガポーズ

ウブドのスタジオで頻度高めのヨガポーズ

2020年2月19日 オフ 投稿者: ユリコ
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ウブドの2大ヨガスタジオのヨガバーンとラディアントリーアライブ。

私はその2つのスタジオのパワー系のレッスンをメインで受けています。

具体的に言うとヨガバーンのPower Yoga、Vinyasa Flow、ラディアントリーアライブのRA Vinyasaといったクラスです。
どのクラスもほぼ毎日レッスンがあり、とても人気のクラスとなっています。

レッスンは全て英語で行われます。
といってもポーズは見様見真似でなんとかなるので、英語が出来なくても大丈夫です。

ポーズの説明やスピリチュアルな精神論などの小難しい話になるとサッパリですが、分かったふりしていれば何とかなります。

絶対覚えておいた方が良い単語は、この2つです。

インヘル
Inhale 息を吸う
エクスヘル
exhale 息を吐く


呼吸さえ何とかなれば大丈夫。
後は周りの人の動きを見ながら楽しみましょう!

では、レッスンで結構頻繁に登場したポーズをいくつか紹介したいと思います。


スリアナマスカーラ/サンサルテーション

日本語で太陽礼拝と呼ばれるこのポーズは、パワーヨガの基となっているアシュタンガヨガの最初のポーズとして行われるように、全ての筋肉を満遍なく使う準備運動の様な役割を果たしています。

本来のスリアナマスカーラは、上の絵の最後のポーズの後に3番目のポーズに戻り、逆側を行った後、最初のポーズに戻ります。

ウブドのスタジオのパワー系クラスでは、この最後のポーズ【ウォリアー1】若しくは1つ前のポーズ【ダウンドック】から続けて何種類かのポーズを行う事が多いです。


ダウンドック

このポーズはヨガをやったことのある人なら必ず知っているポーズなので、特に説明は必要はないと思いますが、実はとても奥深いポーズです。

ヨガを始めたばかりの頃は足の裏をつけることに集中しがちですが、このポーズは肩回りの使い方がとても重要です。
両手足でマットを前後に押しながら肩甲骨を開くようにするのですが、慣れてくると頭を中に入れて腰から反りかえりたくなります。
そこを我慢して頭は両腕の間に固定し、肩甲骨を開くことに集中すると上手く出来ます。



ヴィラヴァドラアーサナ1/ウォリアー1

これもまたお馴染みのポーズなのですが、正しく行うと結構きついポーズです。

このポーズのポイントは、骨盤の向きを正面にし、骨盤の傾きを床と平行にすることです。
片足のつま先が前向き、反対側のつま先が45度向きになるので、足の向きに合わせて骨盤が回転しそうになるのですが、そこを何とか我慢して骨盤を正面に向けるようにします。
そして腰を反らさず、前かがみにもならず平衡を保ちます。

下半身が安定して初めて上半身のポーズをとります。
手を挙げて反らせる場合は、顔を天井に向けるのではなく、胸を天井に向けるようにします。


ヴィラヴァドラアーサナ2/ウォリアー2

ウォリアー2はウォリアー1の派生形ポーズです。

下半身はウォリアー1と同じで、足の爪先を片方を正面、片方を斜め45度に向け、骨盤を正面に向けます。

上半身がウォリアー1とは異なり、真横に向きます。お臍を中心に横にひねる感じです。
その状態で両腕を広げます。
腕の高さは床と平行で、上半身は真横を向いているので、腕は真前と真後を向いているはずなので、正面から見ると腕は身体の幅から出る事はありません。
鏡でチェックして腕が出ていたら、上半身が曲がっています。



カマトカラーサナ/ワイルドシング

サンサルテーションのダウンドックから大きく片足を揚げ、その後カマトカラーサナに入る事が結構頻繁にありました。

ダウンドックの片足を高くあげ、揚げた足を背中越しの床につきます。左足を揚げた場合は右手を中心に回転し、右足を揚げた場合は左手を中心に回転します。

ダウンドックで片足を揚げた時に、膝をお尻の方に曲げるポーズでワンクッションおいた後、カマトカラーサナに移動する事もあります。


ウティタ・トリコナアーサナ

ウォリアー1やウォリアー2から続けてトリコナアーサナに入る事もありました。

ここで注意しなくてはならないのが、ウォリアー1・2は骨盤を正面に向けるのに対し、トリコナアーサナは骨盤を真横に向ける事です。
両足のつま先の向きは同じで股から下は膝が伸びただけの違いですが、骨盤の向きが大きく異なります。

まず骨盤の向きを真横にし両腕を広げます。その後上半身を前にスライドさせます。スライドしきったところで前の手を下に下ろします。

正しい手の位置は個人個人のレベルによって様々で決まった位置は無いと思います。
身体の硬い人は膝だったり、足首だったり、足の小指の外側についたり。
私は足の親指を人差し指と中指で掴むようにしています。

その際に絶対にやってはいけない事は、下にした腕を支えにする事です。
上の手が天井から釣られているような感じで、お臍のあたりに力を入れて身体を支えます。下にした腕は添えるだけです。



ヴィラヴァドラアーサナ3/ウォリアー3

ウォリアー1・2の状態から後ろ脚を上げ、上半身を倒します。

片足で全体重を支えるのでバランスを取るのが大変ですが、お臍の奥あたりにグッと力を入れる事によって物凄く安定します。
プラス視線を斜め前方に固定させる事によってより安定させる事が出来ます。

支えになっている足は真っ直ぐ伸ばすのが基本ですが、膝を固定して動かないように真っ直ぐ伸ばすのでは無く、多少遊びを作りながら伸ばすほうがバランスは取りやすいです。

このポーズの難しいところは骨盤を平行にするところです。
バランスをとる事に集中していまいがちですが、鏡があれば骨盤がきちんと平行になっているか確認してみましょう。



アルダチャンドラアーサナ/ハーフムーン

ウォリアー3の後には必ずと言ってよいほどハーフムーンに移動します。
パリブリッタ(ねじった)バージョンの場合も多かったです。

普通のハーフムーンは軸になっている足と同じ方の手を前方につき、反対側の手を天井に伸ばします。
パリブリッタの場合は、軸足とは反対側の手を床につきます。

このポーズもウォリアー3同様お臍の奥に力を入れて体幹を安定させバランスを取るようにします。

床に手がつかない場合は、ブロックを使うと良いと思います。
スタジオ入り口のマット置き場傍にブロックが置いてありますので、レッスンが始まる前に1個か2個ブロックを用意しておきましょう。




スリアナマスカーラの後、上で紹介したポーズを何種類か行います。
その時点でグッタリ疲れるのですが、もちろん片側をやったら反対側もって事で、反対側でも同じポーズを行います。
1回やっているからか反対側はやる事が分かっているので少し楽に感じるのは私だけでしょうか...



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レッスンの中盤を過ぎると逆転系ポーズを行います。
ラディアントリーアライブのRA Vinyasaではあったりなかったりですが、ヨガバーンのPower YogaやVinyasa Flowではほぼ100%の確率で逆転系ポーズセクションがありました。

10分か15分ぐらいのこの逆転系セクションでは、各自自分の出来る逆転系のポーズを行うか、出来ないポーズにチャレンジします。

インストラクターはハンドスタンドのやり方をお手本で見せるので、インストラクター近くの上級者さん達(このあたりの配置は日本のスタジオと同じです)は、ハンドスタンドを行います。

私を含め出来ない人たちは「凄いなぁ」と眺めた後、とりあえずチャレンジしてみて、諦めてヘッドスタンドをしていました。

このセクションで行うポーズは下記の3つです。

ハンドスタンド

私はハンドスタンドが出来ないのでポーズの紹介のみさせてください。

このポーズはウブドのスタジオでパワー系ヨガをやる人の憧れポーズのような気がします。
インストラクターがレッスンが始まる前に何かやりたいポーズがあるか?と聞いてくれるのですが、必ず誰かがこのポーズを指定するようで、そのせいでこの逆転系セクションがあるのだと思います。

確かにいわゆる逆立ちのようにエイッと足を上げるのではなく、スーッとこのポーズに入る事が出来たら格好良いです。
ポーズ完成の後、足を開いたりアレンジを加える事が出来たら尚更です。

出来る様になるまで修行ですねー精進します。


ピンチャマユーラアーサナ

このポーズも私はまだ出来ません。

壁を使ってなら出来るのですが、壁なしでは怖くて勇気が出ません…

膝までを床につき首と肩甲骨の間を開けるようにしてムキッと背中上部に力を入れて安定させ、片足を上げます。
その後にもう片方の足を上げてポーズに入るのですが、勢いをつけてあげるとその勢いで倒れます。
スーッと片足が自然に上がるのが理想です。
出来ないんですけどね…


ヘッドスタンド

このポーズは見た目より大変じゃないです。

力が入っている所は2箇所、首から背中上部とお臍奥です。

手を組んでその間に頭を置きます。
頭が下になるので首が縮んでしまいそうになるのですが、首と肩甲骨の間を離すようにムキッと力を入れて肩上部をガッチリ固定させます。

この部分が固定されていれば足は自然に上がります。
ダウンドックのような状態から足を身体に近づけていきます。

肩上部が固定されていれば、フッと足が浮く感覚があります。
そこで流れに任せて足を上げてみます。
意外と簡単に足が上がると思います。

足が上がっあとバランスをとるのはお臍の奥です。
ここにグッと力を入れるとポーズが安定します。


以上、ウブドの2大ヨガスタジオのラディアントリーアライブとヨガバーンのパワー系クラスで頻度高めのポーズのご紹介でした。