今回は、先週の話に関連した続きです。
最近「社労士の業務」について、グーグルの検索エンジンでインターネットを検索し、色々調べてみたのですが、AIには決定的な弱点があることに気が付きました。
それは、「AIは情報の正誤を適切に判定できない」という弱点です。
グーグルの検索エンジンは、AIが組み込まれているとのことですので、AIが情報の正誤を適切に判定できるのであれば、法改正が反映されていない誤った情報を発信しているウエブサイトは、検索結果の上位に表示されないはずです。
しかし、法改正が反映されていない誤った情報を発信しているウエブサイトが、検索結果の上位に表示されることが分かったのです。
このAIの弱点は致命的で、AIは人間に代わって何でもできるコンピュータなのではなくて、応用範囲が極めて狭く限定されるコンピュータなのだろうと思いました。
AIは「ゲーム」や「車の運転」等のように、恐らくルールの変更(法改正等)はないことを前提として、固定ルールの枠内であれば、人間には想像もできない最適解を瞬時に自動計算できるコンピュータなのだろうと思います。
このため、社会保険労務士の仕事が、法改正を認識できないAIに置き換わって近い将来無くなる、という心配は無用だと思いました。
社会保険労務士とは何か、「社労士の業務」をごまかして曖昧にしない「社会保険労務士の本質」を知りたい方は、ウエブサイト「社会保険労務士/社労士の定義」を参照してください。