ことオフロード界隈に於いてフラット林道詐欺とかはよく聞く話である
「大丈夫!今日はフラットしか行かないから!」とか言いつつ有り得ん所に連れ込まれるアレだ
この度、Twitter繋がりで山形県の林道アタックにお誘い頂きまんまとハメられて来たワケであります
「今日はゆるふわだから!」「一番やさしいルート設定だから!」
確かにそうだった。路面がゆるゆるふわふわでしたね。
そしてアテンダントたちのレベルが高すぎて一番やさしいルートでも最悪になれましたw
このたびお邪魔したのは山形県内の某ランド
山形のエンデューロ界隈は魔改造カブで山を走るのが盛んで独自の文化が築かれてる印象。
そして今回はその中に飛び込みました。セローで
いやぁ…長閑で良い景色だ♪
…その下の方では私たち遠征組を地元勢がひたすらロープで引き上げるという地獄絵図www
斜度はそれほどでもないように見えるんだけど何故か直登が出来ないココの作法は“Z”だ。Zとは斜面を横切るように右に左に細かく切り返しながら徐々に登っていくテクニック
ここで理解しましたよね。コレはカブ有利だわ!って
ハンドルの切れ角UPを施された軽く小さな車体で尚且つバイクから降りて押すには最適なクラッチレスのエンジン。このステージを走るのにコレが最適解ってワケだ…
フルサイズ車ではキツイとの事だったけどまさかIX09Wゲコタを履いたセローでもヘルプのお世話になってしまうとは…
不甲斐なくもメチャクチャに仕上がりかけて清々しい
だがココのZは入門級の坂だとかで震えが止まらない()
そしてココは山だから登り有れば降りがあるんだよね…
個人的にはココが一番シビれた
登ってきたのと同様に細かく切り返しながら降る坂。しかも路面がゆるふわ
ココでも遠征組には地元勢のヘルプが入ったんだけど、それは切り返しの時にフロントの向きを変える作業…そう。激下り最中の切り返しになるから慣れてないと問答無用で落ちるんです。崖から
ヘルプを受けたその先は自力で降るんだけど坂の途中で止まってる事さえ難儀するのでバイク降りてですら降れない。もうバイクを倒して蹴り落とすか引き摺りながら落ちるしかないんです…
それでも乗ったまま降りてく地元勢の魔改造カブたちは何なんだろう…何かがオカシイ
写真で斜度が伝わらないのが本当に残念…
赤矢印の方向に行ければ何てことないのに絶対下に落ちる。落ちたらもれなくバイク放り投げないとルート復帰出来ない。最高だ
まぁコレだけじゃなく色々引き摺り回されて心の底から満足させて頂きました。
終わってみればホント楽しかった!難所をヤッてる最中は最悪だったのにw
もうコテンパンにヤラれて余裕を装いつつも満身創痍で帰路に就くw
思い返せば難所では必ず地元勢が手厚いヘルプに回ってくれてVIP待遇と言っても過言ではない体制でメチャクチャに楽しませて頂いた…今回お世話になった山形勢には感謝しかないです。ホント
おかげ様で今までに経験した事が無いディープな林道遊びを垣間見る事が出来ました。また少し強くなれた気がするw
そして、やっぱりこういう人間もバイクも限界に達する場所を走るなら誰かと一緒じゃなきゃ絶対ダメだな…ってつくづく思う。いつも林道アタックは一人だから限界もあるさな。。。
急ぎはしない。マイペースで視野を広げて成長して行きたい所存です♪