その時計買って大丈夫?失敗しない時計の選び方とコレクションの仕方

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『腕時計、欲しいままに買ってませんか?そして後になって後悔してませんか?』

大金持ちであれば、気ままに時計を買って、気に入らなければ売って…を繰り返しても良いと思いますが、私も含めてほとんどの方はそうではないと思います。

ほとんどの人には金銭的制約があり、また奥さんや家族を説得しなければならないでしょう。

そうなれば、買う時計は絶対に失敗したり、あとで飽きたり後悔したくないですよね。

そんなリスクを回避するため、今回は私が実施している「後で後悔しないため、長く時計を楽しむための”コレクションの掟”」を紹介します。

この記事を読めば、後で後悔するような時計の買い方を回避するためのヒントが得られます。

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私の時計コレクション”鉄の掟 5カ条”

top 5

1: 時計を買うのは1年に最大1本まで!

並行輸入店
出典: https://www.insidehook.com/daily_brief/watches/ellen-degeneres-buys-60s-era-rolex-daytona-from-amsterdam-shop

私の鉄の掟第一条は「時計を買うのは、1年に最大1本まで」です。

この制約を設けることで、1本時計を買ったら、次の時計を買うのは来年まで待たなければなりません。

そうすることで、次に買う時計を十分に練る時間が設けられます。

つまり、一時的な気持ちの盛り上がりだけで時計を買う事がなくなるのです。

もし「あ、この時計ほしい!」と思っても、しばらく待ってみて下さい。

その気持ちが3カ月以上続くのであればホンモノです。買って後悔はないでしょう。

しかし、3カ月ほど待って「やっぱり違うな」となれば、買わなくて正解です。

私もこの方法で、振るいに掛けられた時計が何本もあります。

ただ1本だけ、世界限定100本の時計がどうしても欲しくなり、突発的に買った時計がありますが、それは案の定、今になって売りたくなってしまっています。

一時的な気持ちの高まりで買うのではなく、十分に寝かせて考える。そのためにこの「1年に1本ルール」は非常に有効です。

2: 時計を買うのは1ブランド1本まで!

時計ブランド格付け2020年度版
私の鉄の掟第二条は「時計を買うのは、1ブランド最大1本まで」です。

これはかなり厳しいルールだと思います。

例えば、ロレックスは本心を言えば何本でも欲しいものです。

しかし、お金は無限ではありません。予算には限りがあります。

そのため、限られたお金でよりたくさんのブランドに触れるために設けたルールです。

このルールにより、一つのブランドでどのモデルを買うべきか?ということを死ぬほど考えるようになります。

そうすることで、ブランドの歴史やモデルの比較など研究がはかどります。

結果として、そのブランドのことをより深く知ることができ、自分の選択に自信が持てるようになります。

よくロレックスマニアなどで、ロレックスのみをコレクションしている方も居ますが、正直羨ましいです。

ロレックスの資産価値を考えれば、スポーツモデルのロレックスだけコレクションしておけば最強だからです。

しかし私は、資産価値よりもより多くのブランドの歴史や哲学に触れたいので、このルールを設けて良かったなと思っています。

3: 時計のコレクションは最大10本まで!

Luxury sports watches
出典: https://monochrome-watches.com/buying-guide-5-most-iconic-luxury-sports-watches-you-can-buy-in-2018/

私の鉄の掟第三条は「時計のコレクションは最大10本まで」です。

無限に時計を買い続けられれば良いのですが、やはりお金や保管場所の制約があります。

それに時計を保有するからには、どれも使いまわして行きたいです。

そう考えると、コレクション10本が限界かなと思います。

正直10本でもかなり厳しいですね。7本くらいが使いまわせる限界かなと思います。

そのため、今のところ7,8本をターゲットに考えています。

このルールを設けることで、どのブランドをコレクションに加えるか、ものすごく考えます。

さらに、時計の種類の配分も考えます。

例えば、ドレスウォッチ3本(白・黒・ブルー)、ダイバーズウォッチ2本(プライベート・仕事用)、パイロットウォッチ1本、ラグスポ2本(黒、ブルー)などです。

私は日々、この種類の配分と、どのブランドをコレクションに加えるかバランスを見ながら考えています。

野球やサッカーのスタメンを考えているみたいで楽しいですよ。笑

4: マイルストーンを設ける!

Patek Phillipe
出典: Patek Phillipe HP

私の鉄の掟第四条は「マイルストーンを設ける」です。

私は26歳から時計に目覚め、現在まで4年間毎年時計を1本買っています。

しかしこのまま買い続ければ、35歳で10本買いそろえてしまいます。

そうすると、時計を考える楽しみがなくなってしまいます。

そこで「このブランドを手にいられるように頑張ろう!」と、自分のモチベーションを上げてくれるマイルストーンを設けています。

私の場合、具体的には「パテック・フィリップ」「ランゲ・アンド・ゾーネ」「ヴァシュロン・コンスタンタン」がそれにあたります。

これらの時計は超高額ですし、簡単に手に入るものではありません。それに20代で似合うものでもないと思います。

そのため、これらのブランドは、例えば40歳や50歳の記念として買うとか、何か大きなことを成し遂げた時の記念として買おうと考えています。

俗に、これらのブランドは世界五大時計や雲上ブランドと呼ばれています。

欲しいけど簡単に手に入ってほしくない。なんとも矛盾していますが、いつも雲の上の憧れの存在であってほしいと思っています。

こうすることで、自分の仕事や日々の生活のモチベーションを高めてくれて、手に入れた時の喜びも格別なものになるでしょう。

まさに人生レベルで目標となる時計を設定しておくと、”腕時計のある人生”を歩むことができると思います。

5: コレクションの理想のゴールを具体的にイメージしておく!

時計の歴史
出典: https://pixabay.com/

私の鉄の掟第五条は「コレクションの理想のゴールを具体的にイメージしておく」です。

理想のゴールなので、お金などは気にしなくても良いです。

全部ロレックスで固めてもいいし、世界五大時計だけで構成してもよいです。

私の場合は、全部で8本、50歳でコレクションが完成するようにイメージして、その8本の時計の画像を並べて50歳になった時のコレクションを「ああでもない、こうでもない」と妄想して楽しんでいます。

そうすることで、無駄な寄り道をせずに本当に欲しい時計のみをセレクトすることができるようになります。

ゴールを定めず、ただ一時の感情で時計を集めていると、自分が年を重ねるうちにコレクションの数が膨大になったり、いらないと感じる時計も出てきてしまいます。

そうすると、時計を使わなくなったり、売ったりしたりしてしまいます。

結果的に、金銭的、スペース的に無駄が多くなり、スマートではないですよね。

もちろん、それも悪いことではないです。中にはそれもコレクションの醍醐味と考える人もいると思います。

しかし、私の場合は、一度手にした時計は自分が亡くなるときまで大事にコレクションして、いずれは大切な人に託したいと考えています。

そう考えると、むやみに時計を増やしてしまうのは得策ではありません。ペットを飼うのと同じで、無責任な買い方はしたくないのです。

また、理想をより具体的にイメージすることで、自分がその方向に引き寄せられていくという話もよく聞きますよね。

なので、理想は高く持つと、自分をそっちの良い方向に引っ張っていけるようになると信じていますし、実際にそうだと実感しています。

私の一番最初のころにイメージしていた理想のコレクションから、今現在イメージしている理想のコレクションになるまで、30回ほど理想のコレクション内容が変わっています。笑

それくらい、人の理想というのは日々変わり続けるという事です。

ちなみにそのコレクションの総額は、最初期よりも何倍にも膨れ上がっています。でも、それでいいんです。自分がそれだけ稼げぐことができるようになればいいだけです。

理想と現在のギャップをあえて明確にすることで、今の自分に何が足りないか?どうすればそのギャップを埋められるのか?思考するようになります。そして行動を始めるようになります。

ぜひ皆さんも、自分の理想のゴールを具体的にイメージしてみてください。人生単位でのコレクションを考えてみて下さい。きっとその方向に自分が向かっていきます。

このブログのタイトルを「腕時計のある人生」としたのも、そういった想いがあるからです。時計を買うということを一時の感情でなく、人生単位で考えて欲しいからです。

まとめ

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出典: https://pixabay.com/
RYの掟 五カ条まとめ
1: 1年に最大1本まで
2: 1ブランド最大1本まで
3: コレクションは最大10本まで
4: マイルストーンを設ける
5: 理想のゴールを具体的にイメージする

いかがだったでしょうか?

今回は私が実施している「時計のコレクションのルール」を紹介しました。

このルールのおかげで、無駄な買い物を極力抑え、時計の知識を深め、モチベーションを高め、そして長く時計を楽しむことに成功しています。

もし私が大金持ちだったら、こんなルールは必要ないかもしれません。

しかしほとんどの方は、色々と制約がありますよね。

そんな制約の中で極限まで時計を楽しむために、ルールを設けるのが良いと思います。

その参考として、私のルールについて書かせて頂きました。

もしこれから時計を買おうとしている方がいれば、このようなルールは自分をコントロールするのにとても有効ですよ。

※ふと思いましたが、大金持ちになって何でも買える状態になったら、それはそれで面白くないかもしれませんね…笑

今回の記事が少しでも時計選びの参考になれば嬉しいです。

以下の動画で、今回の内容を映像でさらに分かりやすく解説しています。

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ではまた!ありがとうございました。

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RY
年の半分以上を海外で過ごすアラサー。26歳の時に初めて機械式時計を買ってから時計の世界にどっぷりとハマる。2018年有名高級時計雑誌クロノスにて「ワナバイウォッチグランプリ コメント大賞」受賞。2019年ブログ「腕時計のある人生」開設。好きなものは時計、クルマ、バイク、スーツ、靴、野球、浦和レッズ、映画、アニメ、クラシカルなもの、テラス席。YoutubeとTwitterもやってます。