(toyaさんによる写真ACからの写真 )
麻雀はやらないのだが。(笑)
先日、Hot Houseのアキさんが亡くなられたという話がFBで話題になり、自分も15年以上前には少しお世話になった事があったきりで全く疎遠な場所であったが、41年も一人で店を続けてるなんて大変だったと思う。心からご冥福を祈りたい。
ジャズ業界を支えてくれる方々がいなくなっていくのは本当に悲しい事ではあるが、誰も時の流れに逆らうことは出来ない。皆それぞれの人生をいかに楽しむかという事に精を出すしかないのかも知れない。
ここからは少し強引に話を持っていきたい。
Jazzという音楽はアドリブ主体で構成されていくわけなのだが、人間も産まれてすぐに決まった「人生」というレールに乗せられて順風満帆なんて人はいないであろうし、もちろん両親や家庭環境には左右されるかも知れないがその時その時の思いつきで毎日を生きるという事なわけだからJazzみたいなものではないかと考える事がある。
思ったように上手くアドリブソロが出来ないのと同じで、人生も思ったように上手くいかない事が多い。私事なのだが、若い時は本当に人生上手くいってないと思っていた。でも経験を積めば積む程何かと上手く行くものだと今では思っている。それもJazzという音楽を習得する過程と似ている。
長い時間軸で考えて、「人生」という曲を80年以上かけて弾くようなものなのかも知れない。もちろん寿命にもよるが。
人生の場合、歳を取れば取るほど自由は効かなくなる場合もあるが、ジャズの演奏は歳を取れば取るほどいい演奏が出来ると思っていたがそれも定かではないようだ。何故なら歳を取れば取るほど自由を得られる人もいるし、演奏だって練習していなければ年とともに廃れた演奏になるであろうから。
ジャズも人生も「明確」なレールは見えない。五里霧中ではないが、人生の先のことなど誰も分からないわけだからその人その人の努力で如何様にも変わると思っている。まさにアドリブである。
また運命の拾い方と音の拾い方は意外と似ているのかも知れない。
人生は麻雀みたいのものだと言われたりもする。それは配牌が産まれた時の環境で、そこから牌を取り、捨てながら役を組み立てて行くのが人生と似ているという。
産まれた環境で確かにスタートでは差が開いたりする。しかしながら、牌を取ってくるのが「運」でありそれを上手く選んで手元に集めて役を作るのがまさしく人生そのものであると言う。
その「選択」をまさに人生でいつも行なっている事を意外と人間は意識していない。
Jazzのアドリブソロも選択の連続である。自分で手の内を作り引き出しに入れておき、それを曲に合わせて引き出しから出してハメて行くという技である。一瞬の作業ではあるが。(笑)
そのような事を今日の朝考えていて「だから俺はJazzが好きなんだ」と思った次第である。
でも麻雀も好きなのだが・・・経験がないから卓を囲んでは出来ない。もっぱらスマホゲーム。下手の横好きである。(笑)
人は産まれて死んで行く。まっすぐな一本道ではないが色々あるから楽しいのが人生。上手くエンディングを決められるようにアドリブしてますよ、私も。
献杯でもするか。
それではまた!!
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