ここ数日間、九州地方を中心とした西日本で想像を遥かに超えるような豪雨が続き、大規模で深刻な災害となりつつあります。

コロナ禍の中、避難を躊躇される方もいらっしゃるかもしれませんが、まずは命を守るのが最優先。自治体や各種メディア等の情報をこまめに確認し、早めの行動をぜひお願いできればと思います。

そんな中、今回記事で紹介するのは1冊の小冊子。水害に見舞われた方にぜひ1度読んでほしい、水害からの生活再建についてまとめたものです。

水害小冊子

過去の水害被災地での支援経験を基に作成された、貴重な内容に

小冊子のタイトルは

「水害にあったときに」~浸水被害からの生活再建の手引き。

阪神・淡路大震災を機につくられた、災害等の緊急時に共に動くことを目的としたネットワーク組織「震災がつなぐ全国ネットワーク」が作成したもの。

水害に遭った後、生活再建のためにどんなことをしていったらいいか。過去の水害で被災した方々の経験をまとめた、貴重な内容となっています。

私がこの冊子を知ったのは、昨秋日本の各地に大きな爪痕を残した台風19号のことがあったから。台風19号により、おの設計の地元・福島県桑折町も影響を受け、町の一部地域が浸水。避難を余儀なくされた方が複数いらっしゃいました。

また、桑折町の隣にある伊達市梁川町では、深刻な浸水被害が発生。ひどいところでは建物1階がほぼ埋め尽くされる高さまで水が押し寄せるという、過去に例を見ない大惨事となりました。

そんな状況を目の当たりにし、何か自分にできることはないかといろいろ調べていたときに見つけたのが、この小冊子でした。急遽小冊子を取り寄せ欲しいという方に配りましたが、現在は最新版のPDFがダウンロードできるようになっています。

見てみたいという方は、下記サイトよりご確認ください。

震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)公式ブログ

被災直後から書類の申請、片付け・掃除といったその後の生活までをサポート

水害の様子

この小冊子の目次を見てみると、全体で4章仕立てになっています。

1.まずは落ち着いて

という章では、被災直後の仮住まいの決め方からその後の見通しを。

2.必要な手続き

では、罹災証明書の発行や各種支援制度の申請に関する内容を。

3.家屋のかたづけと掃除

の章では、被災状況を写真に撮っておく意味、家具や家電の撤去かた泥の除去といった具体的な片付けの方法について。

4.水害からの生活再建「私の場合」

では、水害に実際に遭った方の体験談を複数収録。真に迫った、具体的な話を見ることができます。

重ねてのご案内になりますが、詳細については下記サイトよりご確認ください。

震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)公式ブログ

また、下記のNHKのサイトでは、水害から命を守るために大事なことを動画で確認できますので、お時間のあるときにぜひご確認いただければと思います。

水害から命を守る|NHK動画|事前の備えと早めの避難を

 

いかがでしたでしょうか?

地震と同様に、水害もいつどこで起こってもおかしくない状況にあるのが、今の日本の現状と言えます。

「今まで起きたことがなかったんだから、ウチの地域は大丈夫」

と過信することなく、いざというときのための知識と備えをしっかりとしておくことをお勧めします。


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