斎場御嶽(せーふぁーうたき)

斎場御嶽(せーふぁーうたき)は、沖縄県南城市にある史跡で、琉球王国最高の聖地とされていた。この地では、琉球神道における最高神職、聞得大君(きこえおおぎみ)就任の儀式と、王国の祭事が行われた。聞得大君は、国王の姉妹など王族の女性から任命され、国王と王国全体を霊的に守護する存在とされた。









↑久高島を望む


天気が悪かったので、久高島の姿は不明瞭でした。久高島は神の島とされており、琉球王国時代には数々の神事が行われていました。歴代の琉球国王は2年に1回、久高島参詣を欠かしませんでした。




↑御門口(うじょうぐち)


参道への入口です。





↑大庫理(うふぐーい)


大広間との意味合いがあって、拝所となっています。









↑艦砲射撃の穴


沖縄戦の傷跡がここにも残っています。




↑寄満(ゆいんち)


豊穣に満ち満ちた場所との意味合いです。当時の琉球王国は貿易で栄えていたことから、世界中から集められた交易品がここに捧げられたのでしょう。









↑アマダユルアシカヌビーの壺 


2本の鍾乳石から滴り落ちる聖なる水を受けるため、2つの壺が置かれています。





↑正面が三庫利(さんぐーい)で右側が、ちょうのはな


それぞれ拝所とされています。斎場御嶽で最も奥まった所にあって、ここで最重要の神事が行われたのでしょう。


斎場御嶽は琉球王国最高の聖地と謳われているだけあって、神秘的な雰囲気が漂っていました。かつてここで、荘厳な儀式が執り行われた事を想像しながら、散策してみてください。


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