「わからなさ」を楽しむ数学教師の挑戦。

主体的・対話的で深い学び(アクティブラーニング)を教師も実践!公立定時制高校の教務主任です。

【教師の読書】『次代の学びを創る知恵とワザ』で授業づくりを学ぶ。

授業づくりって仲間とやるもんなんだ。
 
そう素直に思えた本だ。

 

上智大学の奈須正裕先生の本

『次代の学びを創る知恵とワザ』を読んだ。

 

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大事だと思ったことは次の3つ。


①教師にも「自律性」と「創造性」がいる。

②「主体的・対話的で深い学び」の実現を勘違いしない。

③ドリルによる習熟は、考えない訓練をしているとも言える。

それぞれを見ていく。


①について。
これで正解!という授業方法はない。

 

目の前の子どもたちの姿を拠り所にして、

ここの教員の納得をもって

授業を考えていく。

 

そんな日常を一人でつくるのではなく、

自律的・想像的に考えていける教員集団が大事になる。

 

自分だけでなく、周りの先生とともに

授業づくりをしていくことをしたい。



②について。
「主体的・対話的で深い学び」とは、

「子どもたちに必要な資質・能力を育むために必要な学びの在り方」

である。

 

方法論として正解はない。

その実現に向けて、

教師があり方を絶え間なく考え、

授業の工夫・改善を重ねていくことが大事になる。

 

今の自分の授業に満足することなく、

常に変化を求めていきたい。



③について。
計算ドリルのような習熟では

考えない訓練をしているようなもの。

 

真の理解から子供を遠ざけているかもしれない。

 

もちろん、ドリルによる習熟も必要なこともある。

 

目の前の子供の様子によって

使い分けていきたい。


若手との勉強会でこの本を紹介しよう!