令和2年春場所千秋楽
照ノ富士、千代鳳に敗れてしまい10勝5敗で場所を終えました。東十両3枚目で10勝ですから来場所は帰り入幕濃厚だとは思いますが、なにせ今場所の十両上位勝ち越し力士がたくさん。東筆頭琴勇輝をはじめ、二桁勝利も数人。優勝した琴勝峰だって12勝ですから十分新入幕の可能性があります。
阿炎は魁聖を押し出して7勝目。押し出しといっても立ち合いから一気の押しではなく、魁聖が出てきたところをいなして泳がせて、魁聖が体制崩したところを押して出ました。とりあえず13日目終了後の願いは叶い、残り全部勝ってくれました。でもいざこうなると、あと1つ勝っておいて欲しかったなぁと思ってしまうわけですね。
そしてこれより三役。まずは正代対隆の翔。どちらも初めての三役揃い踏みだったそうです。勝負は隆の翔に軍配。12勝目を挙げました。今場所はほんとよく前に出て勝っていたなぁという印象です。敢闘賞受賞、おめでとうございます!
結び前は朝乃山対貴景勝。負けたら場所後の大関昇進が厳しくなる朝乃山に対し、負けたら来場所カド番になってしまう貴景勝。ほんとどちらにも勝ってほしい一番でした。結果は朝乃山の勝利。貴景勝は負け越してしまいました。臨時理事会招集されるそうなので、大関昇進はほぼ確定的ですかね。
結びは横綱相星決戦。勝ったほうが優勝です。時間いっぱいから立ち合い一度白鵬が突っかけました。そして二度目の立ち合い。組んでお互いまわしを引きましたが、攻めていたのは白鵬でした。鶴竜こらえますが最後はこらえ切れず白房下で寄り切られました。白鵬は44回目の優勝です。本当におめでとうございます!
最後に三賞受賞者についてまとめます。
- 敢闘賞…隆の翔
- 殊勲賞…阿武咲
- 技能賞…碧山
私の予想した大栄翔は残念ながら選ばれませんでした。その代わり突き押しを評価され星も上がった碧山が技能賞受賞です。持ち味を活かした相撲を評価されて良かったと思います。
明日は春場所の振り返りをしたいと思います。
それでは、今日はこの辺で。