春が咲かせた桜 わんダフルシーズーず

保護犬との生活。犬の膵炎などの闘病の記録です。

魔法の薬

さくらの咳き込みが一向に良くならないので、再び病院に連れて行くと、同じ検査を繰り返してやっぱり頭を抱えた院長先生が言いました。

「実は今日、大学病院の先生が夜来るんです。とても腕のいい先生で、この子みたいに原因不明だったり、難しい状態の子を見てもらう予定なので、良かったら診せてみませんか?」

思いがけない僥倖で、セカンドオピニオンの話をいただき、もちろん受けさせてもらうことにしました。

 

夜、さくらを連れて再び動物病院へ。

大学病院の先生は、検査結果とエコーをしながら、とてもわかりやすくそして良く診てくださいました。

でもやっぱり、心臓が悪化しているものでも、他の臓器のものでもない。もしかしたら、乾燥とかアレルギーの問題なのかも?との結果でした。

ひとまず、なるべく加湿するようにして(とは言え、この時は初夏でそんなに乾燥もしていない時期ではありましたが)、後は発作が出た時に備えて薬を出しましょうとの事でスタドールシロップと言う、液体の薬を出してくれました。

 

スタドールシロップは、麻酔の薬で、手術の時などにも使われる事もあるらしく、ひとまず体を休ませてあげる為の薬だそうです。

分量は、犬によって個体差があるらしく、凄く効く子は少量でも気絶したかのように寝てしまう子もいるし、ひとまず決められた分量からちょっとずつ減らしたり効き目がなかったら増やしてみたりで、様子を見て使ってくださいという事でした。

そして、続けて飲ませると免疫がついてしまうらしく、効かなくなってしまうので、本当に酷い時だけにしてくださいとの注意つきです。

 

その魔法の薬。

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さくらは、体重が約7キロあるので、1回0.5ℓと言われましたが、その半分から初めてみてもいいかもと言われたんで、最初は0.25ℓから飲ませてみたら、効果はばっちりで、すぐに効果が出たので、その後も飲ませる時は0.25ℓで飲ませていました。

 

飲ませた様子はというと・・・

味は甘いみたいで、飲ませた瞬間ハトに豆鉄砲をくらったかのような表情をし、すぐに意識がもうろうとし始めるのか、いつものおやつを請求する時に小さくウ~と文句を言い、やがて静かに眠りにつくと言う感じでした。

 

効き目は日によってまちまちではあったけど、4~5時間くらい。

あれだけ、咳き込んでいた夜が嘘のように静かな夜が帰ってきました。

 

やっといつものように旦那の横で眠れて安心そうなさくらさん。

自分の咳き込みを気にしてなのか、咳が始めるといつも自ら寝室を出て行っていたのです。

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他にやってみた事は、やっぱり加湿器をつけてみる、冷え防止で夏だけどしっかりめの服を着せたのと、なるべく日中は、良く体を動かすようにしたこと。

 

スタドールシロップは、3日置きくらいに飲ませました。

すると、以前ほどの咳き込みはなくなってきました。

だけどまた、咳き込みのし過ぎの影響か、ヘルニアらしき症状が出て、またビタミン剤を飲ませる。

そのヘルニアらしき症状がいつものように治まるのと共に、あれはなんだったの?っていうくらい、ぴたっと咳が止まりました。

そしてスタドールシロップを使う事もなくなり、何かあった時のお守り状態でさくらの薬箱の中に入れました。

 

麻酔の薬だから、これ自体に咳の根源を良くした効果はないとは思うんだけど、この時も助けられたし、結局後々最後まで、このスタドールシロップには本当にお世話になりました。

料金は、上のもので6千円とちょっとお高かったけど、これがなかったらもっとさくらがしんどい思いしてたんだろうなって思うから、この薬を提案してくださった大学病院の先生には、本当に今も感謝しています。

 

 

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