春が咲かせた桜 わんダフルシーズーず

保護犬との生活。犬の膵炎などの闘病の記録です。

犬の膵炎との闘い 日帰り入院が始まった

先生は、検査キットを見せてくれながら、犬の膵炎について説明してくれました。

簡単なリトマス試験紙のような検査キットで、詳しい数値は検査機関に出してみないとわからないものの、現段階では、かなり数値が高い状態だと思います、との事でした。

 

治療方法は3通り。

1、一週間くらい完全入院で点滴で薬の投与

2、半日入院で点滴で薬の投与(期間は1と同じ)

3、入院はせず、通院で注射のみで治療

 

さくらの場合、数値もかなり高いので3は、あまりおすすめできない。

完全入院は、こちらでもちろんしっかりお世話はさせてもらいますが、万が一、夜中などに何かあった場合、連絡をしてから飼い主さんの到着が間に合わなかったりと、そういう心配がある。

そして、幸いさくらは歩けないなどではないし、夜は自宅でいつも通りの自由な生活を送る方が、ストレスも溜まらなくていいから治りも早く、老犬には完全入院よりも半日入院をおすすめする事が多いのだそうです。

 

膵炎と言う言葉の響きに、頭が真っ白になりながらも、なんとか治療法があると言う事できっと大丈夫だと自分を励ましながら、半日入院でお願いしますと言うのが精いっぱいでした。

点滴治療と言えども、さくらの場合心臓が悪いのと、腎臓も良い数値とは言えないので、点滴の量にも注意が必要になるとの事でした。 

 

結局、そのままさくらは夕方まで入院する事になり、私は一人で家にいったん帰ってきました。

さくらがいない部屋の中は凄く静かで、はるこがいなくなった頃の事を思い出しました。

先生の話の様子だと、一刻を争うほどの状況ではないとは思うけど、膵炎は凄く怖い病気なので、下痢と嘔吐が止まらなくなって、そのまま・・・という子もいるらしい。

 

膵炎の子は、祈りのポーズと言う、伏せに似た前脚を伸ばして胸を地面につける姿勢をとる事が多いのだそうです。痛みを地面に押しつけて、とろうとするのだとか。

さくらはしていた?思い出してみても、特別変わった様子はなかったような気はします。

だいぶ、今年に入って色々病気をして、日中は寝ている時間も多くなり、前ほどには活発に一人遊びもしなくなっていて、そんなポーズをしていたかと言われれば、しながらぼーっとしている時もあったし。

かと言って、その時に具合悪そうでもなかったと思うし。 

 

とは言え、数日前の朝、今日はちょっと変わった寝方をしているなと思って撮った一枚がありました。これ↓

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まるで体を支えてるみたいに、前脚を付きだしている姿勢です。

この時は、具合悪そうでもなかったし、この後も普通に起きだしてきたので、何とも思いませんでした。

ただ、もしかするとこの姿勢が予兆でもあったのかもと。

 

いつも、良く寝られている時は、こんな感じか、

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もっと気持ちよく寝られている時は、こんな感じ。

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前も書いたけど、さくらの家に来るまでの運命を考えると、さくらは奇跡を起こす犬だと信じていました。

前の飼い主さんが亡くなり、保護されたのも奇跡、出会ったのも奇跡。

犬なのに、色んな苦労をして、ここまでも色んな病気を克服して来た。

でも、やっぱり、いざ自分の愛犬が恐ろしい病名が付けられたと思うと、どうしても気持ちが弱くなってしまいそうになりました。

 

そんな時、母の友人の、猫好きの方がくれた手紙の一文を思い出します。

 

”我が家の猫も老いて来て、色々と手がかかるようになってきました。ずっと私のそばに居てくれたこの子に、恩返しができる時がやってきました。”

 

恩返し、その素晴らしい言葉は、初めての犬の介護生活で疲れたなと思った時、弱気になって挫けそうになった時、私を励まし続けてくれました。

 

 

 

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