同期に取り残された焦りが転職理由?!看護士から介護職なった女性

介護現場で働いていると、「何でこの人は介護職に転向したんだろう?」と思う人たちがが一定数いらっしゃいます。

その代表的なのが看護士の皆さんです。

彼ら彼女らはメチャメチャ高級取りで、サラリーマンを遥かにしのぐ年収をもらっているのに「何でやろう?」と思っていたら、元看護士の早苗さんが重い口を開いていくれました。

目次

看護士から介護職に転向したキッカケは忙しすぎたから

こんにちは、現在31歳で専業主婦をしている早苗と申します。

独身時代は7年間総合病院で看護師をしていましたがその後、看護師をやめて「アユーラステーション」という小規模多機能居宅介護施設に転職。

介護施設は病院と違ってゆったりとしていて、バタバタと時間に追われることもあまりなく仕事もやりやすかったです。

前述したように小規模多機能で働く前は、総合病院の救急病院で毎日すごくバタバタと看護師をしていました。

確かにお給料はサラリーマンやOLに比べるとかなり良かったですが、自分の私生活や身を犠牲にして働いている割には少ないと、個人的には感じていました。

また、仕事としてのやりがいはありましたが、忙しいために患者さんときちんと向き合う時間もありません。

毎日淡々と業務をこなしていくことだけに精一杯、「この患者さんにもっとこんな風にしてあげたい」と思っても、時間がなくてできないことのほうが多かったですね。

また総合病院での看護師の仕事は、夜勤業務もありました。

バタバタとしている上に夜勤まであって、連続勤務が続く時は睡眠時間を何とか確保することに必死になるくらいの生活。

就職し、6、7年程度が経過した頃。

自分はこのままずっとここにいるべきなんだろうか?と真剣に考えるようになりました。

同期で就職した友人は、他の病院に転職したり、結婚して退職したりで残っていません。

正直焦りますよね?

私は頑張って仕事を続けてはいたけれど、特別仕事がよくできる訳でもなかったし上司からいろいろ指摘されることも多かった。

仕事が特別できて頼りにされている訳でもないし、結婚して退職する予定もない。

私は何だかひとりだけ置いてきぼりにされたような気持ちで毎日働いていました。

そんな気持ちでモヤモヤしているよりは、思い切って転職しよう!と、そう決めて私は総合病院を退職し介護の道に進むことにしました。

介護職に転向する時に医療技術を忘れないか心配した

私は今まで総合病院で看護師をしていたので、医療知識を持っていたし技術も身につけてきました。

介護職に転職するにあたり、「今まで努力して勉強してきた医療知識や技術をだんだんと忘れていってしまう」ちょっともったいない気持ちがありましたね。

私は病院での看護師の仕事に少し疲れてしまって退職しましたが、決して看護師の仕事が嫌いになった訳ではありません。

少し休んだらいずれまた病院で働きたいとも思っていたぐらいですから。

長く看護師を続けてきた方で介護職に転職される方の中には、私みたいに「少しの間休憩しよう」と思って介護職に一時的に転職される方も多いのではないでしょうか?

実際に私の周りにも、子どもが小さい内は病院での看護師の仕事はやめて、ゆっくりと勤務できる介護施設で働く人が何人かいたぐらいです。

介護に対する不安ではなく、いずれ医療現場で看護師として働きたい思いがあったので、1度医療の現場から離れたら、もう戻れなくなるんじゃないか?という不安の方がが大きかったです。

もちろん、介護施設で働くのが初めてということから感じている心配や不安もありました。

病院で看護師をしていた時も排泄や更衣、入浴など身体介助をすることが多かったですが、介護施設となると、対象となる相手はみんな高齢者で、何かしら身体が不自由な方がほとんどです。

私は病院で働いていた頃、力仕事で腰を傷めてしまったことが何度かありました。

介護施設に転職するとなると、身体介助をする機会が以前にも増して多くなるので、腰を頻繁に傷めてしまわないかな?ちゃんと働けるかな?という不安もありました。

介護のお仕事は転職サイトではなくハローワークで発見

転職するにあたっていろいろな手段が使えますよね?

自分で探さなくても、転職サイトを利用して人に探してもらうこともできますが、転職サイトだと自分の条件を聞いた上で、その条件に合った職場を探してもらう感じになります。

そのため、自分が最初に希望した条件に当てはまらない職場は、転職サイトから教えてもらえないデメリットもあります。

もしかしたら、自分の希望条件と少し違っていても、良さそうな職場もあるかもしれないと思いませんか?

私はそう考え、ハローワークで仕事の求人募集を見て転職先を検討。

そして、そこで小規模多機能居宅介護の介護の求人を発見。

給料がある程度保証されていて、夜勤なしの日勤の勤務が就職の決め手でした。

ハローワークを通して、就職希望の電話をしてもらったところ「是非面接に来て欲しい」流れで歓迎してもらえました。

私はすぐに面接のための書類を作成して送付、そして後日面接に伺いました。

面接の数日後に採用のお返事を頂き、無事にその介護施設に転職することができました。

転職サイトは、確かに自分で探す手間がない分便利かもしれませんが、転職サイトによっては、他にも仕事があるためか仕事を探すのに時間がかかり、なかなか連絡をくれないケースもあります。

できるだけ早く転職先を決めたいのであれば、やはり自分で直接探すほうが私には合っていると思いました。

元看護士としての医療知識が活かせると面接でアピール

私は看護師としての病院での経験があったのでそこを重点的にアピール。

介護施設を利用している高齢者の中には、過去に脳梗塞を起こしたことがあったり、心疾患の重篤な病気を持っていたりする方も多いのが現状です。

そのような方を私が医療的な視点で毎日みることで、役に立てるのではないか?ということをアピールさせてもらいました。

私の場合、前職が病院での看護師で、介護と繫がる面が多かったのでこのようなアピールで通じたんだと思います。

前職が全く関係ない仕事だけれど、介護職に転職を考えている方も多いのではないでしょうか?

しかし、これは私が実際に介護施設で働いてみて感じたことですが、介護施設での仕事は意外と業務の内容が多岐に渡ります。

私が当初考えていたように、高齢者の身体介助をしたりコミュニケーションを取ったりするだけではありません。

車の運転をして利用者の送迎をしたり、利用者が食べる食事を作ったり掃除をしたり、洗濯をしたり…。

そんな風にいろいろなことをするので、何かしら前職でしていた仕事の経験が、介護の現場での仕事に役立つことがあるので見逃さないでくださいね。

それを良く考えて、ちょっとしたことでもアピールしてみると良いかと思います。

同期に取り残された焦りから介護職に転向した看護士

管理人
最後に要点をまとめておきます。
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