穏やかさと安らぎ

人は快を求め、痛みを避けようとします。

これは人間の基本的な行動原理です。

ただ、追い求めると痛みにつながる快と人生の指針となるような快があります。

これは実は仏教やキリスト教などの宗教では昔から言われていることですが、
成功哲学や自己啓発ではあまり語られないと思います。

人生の指針とならない類の快とは興奮や一時的な快楽です。
お酒、たばこ、美食、ギャンブル、性的な快楽などは人生の指針になりません。
こちらに関しては節度を持って楽しむことが必要です。
求めるのが悪いのではなく、求めすぎると中毒になりやすく精神も乱れやすいのです。

 

それに対して人生の指針となるのは穏やかさや安らぎ、静けさといったものです。
こちらは人生の指針となります。
穏やかさや安らぎの中には喜びが混ざっています。
穏やかさや安らぎの中には思いやりも混ざっています。
人が正しい方向に向かっている時、健康な時、感じるのは穏やかさです。

 

脳波が静まり、リラックスしている時、人の脳は集中しやすく物事を正確に知覚します。
感性は研ぎ澄まされ、自分がすべきことが見えてきます。

まず穏やかさを求めましょう。
穏やかさ安らぎの中で自分をもっとも充実させてくれる選択を探していきましょう。