ガリレオ・ガリレイ日記

今年の目標 年間300本視聴←多分ムリ

No252 二つ星の料理人

2020-08-18 18:57:03 | 映画
ブラッドリークーパーが腕は一流だが素行は最低な料理人を演じる
この男私生活では酒やドラッグに入り浸りはてはドラッグを買うためによからぬ筋から多額の借金をするというどうしようもない奴だが料理にかける情熱だけは超一流・・よくあるパターンやなって思ったらあれか、キムタクのやってた何とか東京って奴じゃねえか。まあ当然こっちが元ネタですよ。
キムタク君もブラクーを意識してるのかなww
当方は王レス(王様のレストラン)世代なのでこの料理人、王レスの千石さん(松本幸四郎演)を思い出してしまった。千石はギャルソン(給仕係)なので立場は違うが仕事には厳しい人でした。
しかし千石さんが甘ちゃんに思えるほどこの男は仕事に厳しいのだ。
料理の仕上がりが気に入らなければ罵詈雑言をわめき散らし皿ごと壁や床に投げつける。客が待っていようが関係ないらしいw
千石さんはお客様をお待たせすることなど持ってのほかと怒ってらっしゃいました。
この店にギャルソンとして千石さんが働きに来たらどんなことになるのでしょうかww

あと印象的なひと言
自分の店を任せるアシスタントを探すためにいろんな店を食べる気するのだがある店舗で
「目玉焼きの目玉が死んだ魚の目をしている」と文句をつけるのだが。
単なる理不尽なクレームに聞こえるであろう。
普通ならば。
料理が気に入らないからイチャモンつけてただにさせよう程度の。
しっかしこの一言は料理人の仕事に対する姿勢への警鐘なのである。
死んだ魚の目というのは濁ってますね。
そしてうまそうな目玉焼きの目玉は程よくクリア感がある。
要はそのクリア感がなかったんですよ その目玉焼きには。
なぜか?シェフの技能が低く火を通しすぎただけならばそれは完全に黄色くパサパサなものになってしまうのでそうではないでしょう
考えられる原因はきちんと仕上げたのは間違いないがサーブするまでに時間がかかり余熱で火が入ることによって濁ってしまったということ
料理人たるもの出来上がった料理はすぐに客のもとに届けたい。
料理人の初心 いろはのいですね。
まあそういう日常化してしまい初心を忘れた料理人に対しての叱責激励なのであると考えました。深いですね ブラクー

ということで、とても面白い作品でした。また、見たいね。繰り返し見るでしょう。
ということで映画としては文句なく3つ星です




最新の画像もっと見る

コメントを投稿