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カテゴリ:畳
こんにちは。 お寺に入っても下ばかり見てしまう静岡の畳屋の姉さんです。 清見寺の五百羅漢像を拝見した後、本堂の中に入りました。入口に珍しい「仏手柑」が置いてあり、爽やかな香りを放っていました。 廊下を歩いて本堂に行きました。 あれ?絨毯の下はもしかして・・・ やはり・・・。紋縁の畳の上に絨毯が敷き詰められていました。(T_T) 格式の高いお部屋の畳にしか使われない紋縁を隠してしまうなんて。紋の模様にも意味があるのに。隣の畳と紋の模様を合わせたり、紋の途中で畳が終わらないように細心の注意と技術力をもって作られた紋縁の畳が・・・。 ちなみに玉座はこちらです。↓ は~、よかった。ここにも絨毯が敷いてあったらどうしようと思いました。 お部屋は紋縁、廊下は無地の縁になっているのにもちゃんと意味があるのです。 そしてなんとトイレも畳敷き! このトイレは身分が低い者は使用できなかったトイレだと推察できます。なぜならばこの縁は「九条縁」という格式高い模様の縁だからです。 あ~、ある意味職業病ですね。 お寺で下ばかり見て歩いている人は、何かいいものが落ちていないかと考えている人か畳屋さんのどちらかですね。(私は両方?!) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年01月28日 13時49分08秒
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