2020年4月2日木曜日

公立学校が4月上旬に再開って、正気?

余談を許さない状況が続いているコロナウイルス。感染拡大は今のところ止まる兆しが見えない。



学校は早めの休みに入り、そのまま春休み。大学は4月下旬再会のところが多いが、5月に延期したところも多い。

そんな中、川崎市と横浜市は、なんとまだ4月上旬から入学式や授業を開始する可能性がある。

1日の感染者数が200人を超え、ここから指数関数的に増えていく状態。このような中、授業を開始するのは、正気の沙汰とは思えない。

子供は重症化率が低いというが、あくまで低いだけ。海外では0〜12歳の死亡例も出てきている。日本でもかなりの重症例が出始めてきた。

そんな中、「多分重症化率が低い」という何の根拠もない中で学校をスタートかもしれないとは信じられない。

いろんなケースがあるのでこちらはあくまで中国の1例。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/32220650

平均8歳の36人の子供のケースである。
◯要約すると36人中18人に熱、19人に咳が出た。
◯全員にインターフェロン投与(免疫調節?)
6人が酸素吸入療法(oxygen inhalation)を必要とした。
◯現在は全員治った

とのことである。

全員治ってよかったですね・・・

で終わりなはずはない。

2ヶ月くらい前の話なので、割と医療が整っていたのかもしれない。しかし、6分の1の子供に酸素吸入が必要だったとのことである。本文を見ると、幸にしてSevere case(重症化)はなかったようである。

また、このケースでは、大人は86%熱を出したが、子供は36%だったとも書いてある。そして、肺炎の症状は大人が95%、子供は53%とのことである。

いや、全然よくない。

だんだんにデータが蓄積していくし、割合が低いからといって若年層がかかってよいはずはない。患者の絶対するを抑えることが重要である。

とにかく多くの声を上げ、全国の都市の公立学校の再開を遅らせた方がよいと思う。東京はすでに遅らせるようだし、他が始める理由は見当たらない。安全に気をつけすぎることはないことはぜひわかって欲しい。




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