2020年7月6日月曜日

その仕事はいつ終わる?

うちの研究室で大事にしていることの1つは、時間のマネジメント。



限られた時間をいかに有効に使うかは、どんな仕事でも大事だし、仕事ではなくても生きていけば必ず必要になる。

まあ、時間に縛られすぎない方が楽とかいう考え方もあるけれど、仕事をする以上は時間内に何らかの成果を示すことが大事だと思っている。

当たり前すぎるかもしれないけれど、これは全員ができているかといえば、まったくそんなことはない。

アカデミアだと任期制のポジションばかりだが、はたして一体いつ論文を書く計画なのだろう、何年間実験をするつもりなのだろうと首をかしげたくなる人も結構いる。

例えば任期が3年だったら、どんなにおそくとも2年目が終わるくらいには論文を投稿したいところである(分野による)。審査に時間がかかるし、改訂(リバイス)に追加の実験などを要求されたらそれもこなさなければならない。

必ず計画通りにはいかないが、日々修正しながらも目標を立ててその計画を進めるのが、仕事であると思う。

学生時代は、時間に余裕があることが多い(学生の時は忙しいと思っていたが、それでもあとで振り返るとだいぶ余裕があったと思うことだろう)。学生のうちは失敗をしても構わないので、時間の使い方を徹底的に訓練して欲しいと思っている。

あまり時間時間というと、成果がこじんまりしてしまうのも問題ではあるが。うちの悩みの1つはじつはこれ。論文はコンスタントに出ているが、ちょっと細かくまとまりすぎているものが多い。

最初のうちは時間の使い方の練習でもあるので、成果をまとめることで良いが、やはり初心忘れるべからず。細かい成果を挙げて研究を終了するなんて思っていなかったはず。

研究を始める前は、歴史を変えるような研究成果を挙げられるのではないかとと夢を見ていたのではないだろうか(言い過ぎ・・?)。

なので、ある程度練習をしつつ、第一段階が終わった人は、時間の使い方をさらに考えて、長期的な視点も身につけて欲しいと思っている。

そんなにうまくいかないよとは思うが、うちの研究室ではうまく第一段階を早く突破している人もたくさんいるので、ぜひそういうレベルに達して欲しいなと願っている。





クリックいつもありがとうございます。コロナが増えていますが、今週もがんばりましょう。。

大学教育ランキング

0 件のコメント:

コメントを投稿