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モスクワからお届け

子供の前で父が母射殺

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MK紙が、日曜日の夜モスクワ州ナロ・フォミンスク町郊外セリャティノ村で起こった悲劇の詳細を伝える。52歳男性が猟銃で妻を撃ち、その後自らを撃ち死亡した。子沢山の家族で、5人のうちの一人、11歳の少年は、悲劇の瞬間両親が亡くなった部屋にいた。

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悲劇は地元の共同住宅で19時40分ごろ起こった。住民の多くが夕食の準備をしていた頃、4階で銃声がした。射撃の音は106号室と107号室から轟いた。以前は5人の子供の両親で共有されていたが、現在では単なる隣人としてアリフとエレーナが住んでいた。次の瞬間、部屋から飛び出して這々の体で廊下を駆け出したのは彼らの11歳の息子だった。

下の階から一番に駆けつけた住民アンドレイが見た光景は酷いもので、ドアは開いており、ドアの横に男性と女性の体が横たわっていた。専門家は何が起こったのか早々に再現した。アリフは子供の見ている前で最初の射撃。少年は祖母のところへ逃げ出し、彼はさらに凶行を続けた。

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住民の意見は様々だ。ある人は悲劇は全く予想だにしなかったと言う。事情通おばさんによると、アリフは離婚した後も、時間があれば子供たちと一緒に過ごし、テニスやサッカーをしていた。別の人は、清涼飲料工場で配送運転手として働いていた男は、よく飲んでいた、と証言。最近では、アルコールの他に「何かやってるかも(※麻薬とか)」と住民に思わせるような、アリフの虚ろな外見が目撃されていた。家族は裕福では無かった。エレーナには6万ルーブルほど借金がある。彼女はキルギスタンの生まれだが、夫にはアゼルバイジャン人(※アリフ)を選び、初婚だった。

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両親が亡くなった年長の17歳少年に話が聞けた。家族構成は未成年の子供たち、息子が二人と娘が三人。

「両親は5年前に離婚しました。しばらく一緒に住んで、別れたんです。それまで20年一緒でした。」

 ーということは、共同住宅の部屋ではお母さんと子供だけで住んでいた?

「ええ、はい」

ーお父さんはどこに住んでたの?

「隣の部屋です」

ー107号室?

「はい」

ーお父さんはどこで銃を手に入れたの?

「知りません。全くわかりません」

ーこれまで一度も見たことない?

「はい、見たことないです」

ー悲劇の時、他の子供たちはどこに?

「妹は友達と、上の妹はセルプホフ市の学校で、僕はナロでアルバイトしてました」

ー何が原因でご両親は別れたの?彼らの間に何があった?

「父が飲んだくれで、怒鳴り散らしたりして、殴ったり」

ー殴ることもあったんだ。子供にも手を挙げた?君も殴られた?

「時によって。母さんの代わりになったり、時には僕たちに降り掛かってきたり」

ーご両親はどこで働いてたの?

「父は運転手、母はモスクワの公証役場の事務員です」

ー君はどうやって事件を知ったの?

「弟が電話してきて。すぐここに飛んで来ました」

ー殺人に至る前触れみたいのは無かった?お父さんが何か吸ってたとか?

「いいえ、父は飲むだけでした」

ー1日にどれぐらい飲んだの?量は?

「知らないけど、多分、少なくともウォッカ一本ぐらい」

出典記事はこちら 

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