『成功の条件 「人」と「お金」と「選択の自由」』

永松茂久

 

きずな出版

1,600円(税抜)

 

 

 

【ひとことでまとめると】

 

成功者はよく「」の問題を語る。

」を磨けばそれで本当にお金がついてくるのか?

 

実績を伴ってこその成功。

人には段階がある。

まずは自分自身の素直な願望を追いかける。

 

成功のために必要なものが、物語から伝わる。

 

 

【読んでみて】

 

―――――――――――――――――――――――――

「こうだったらいいのになあ」はビジネスのはじまり

―――――――――――――――――――――――――

 

商いは問題解決だ。

 

100円ショップがわかりやすい。

 

「これがこうだったら便利だなあ」

 

から商品が生まれている。

 

商品ではなく、サービスでも同じ。

 

 

ビジネスというもの自体が、

 

人に貢献するもの。人の役に立つもの。

 

ビジネスで稼いだお金は、

 

それだけ人の役に立ったというバロメーターとなる。

 

稼いだお金は貢献の証なのだ。

 

 

―――――――――――――――――――――――――

ガソリンは素直な自分の願望

―――――――――――――――――――――――――

 

例えば、仮に自分を犠牲にして

 

先に人を助ける方にお金を回したとしたら。

 

それは続けることが叶わない。

 

やがて自分の方が助けを必要とする側になってしまう。

 

 

それに、人間の欲求って自然なものだ。

 

いいところに住みたい。

美味しいものを食べたい。

海外旅行がしたい。

 

そういう自然な欲求は誰にでもあるので、

 

隠す必要も美化する必要もない。

 

豊かになれるだけ豊かになりたい。

 

言葉こそ変われど、そう願わない人はいない。

 

 

素直な生々しい自分の欲望こそ、本当に必要なものだ。

 

それは強力な行動のエネルギー源となる。

 

 

―――――――――――――――――――――――――

「心」が先か、「お金」が先か?

―――――――――――――――――――――――――

 

極端になってはいけない。

 

心がまっすぐであることも大切なことだ。

 

けれど、まずは自分を動かし、

 

自分を満たすことから始めなくてはならない。

 

 

真っ当に稼ぐということ自体が、貢献なのだ。

 

相手と自分に健全な利益をもたらすことがビジネスだ。

 

さらなる貢献は、自分を有り余るほど満たしてから可能になる。

 

 

【最後に】

 

“「成功哲学を学んだ人はしっかりと実績を出す義務が課せられる時代が来たんだ」”

 

物心両面で豊かになろうと努力している人を、遠ざけるような風潮を感じる。

 

わたし自身、経験したことがある。

 

そんな空気を払拭するためにも、この世にはより多くの成功者が必要だ。

 

 

ちなみにわたしの願望は、一瞬いくらか判別できないほどの桁数を

 

通帳で確認してにんまりすることです。