『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』 

藤原和博

 

東洋経済新報社

1,400円(税抜き)

 

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【まとめると】

 

100人に1人の人間になるなら、

 

特別な才能はいらない。

 

 

「経済的価値を重視し、権力志向」の「社長タイプ」、

 

「経済的価値を重視し、プロ志向」の「自営業タイプ」、

 

「経済以外の価値を重視し、権力志向」の「公務員タイプ」、

 

「経済以外の価値を重視し、プロ志向」の「研究者タイプ」。

 

 

それぞれの分野において、

 

希少な人間になるために必要な条件を提示する。

 

 

【読んでみて】

 

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しているのは「作業」?

「仕事」?

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社長タイプ」を目指す人に必要なマインド。

 

与えられた仕事をただこなしているだけだとしたら、

 

それは「作業」だ。

 

 

自ら問題となっていることを見つけ、

 

その解決に動く。

 

どんなに小さな問題でもいい。

 

それが「仕事」だ。

 

 

単調な手作業だったとしても、

 

自ら目標を定め、期限を切る。

 

頼まれたことでも、

 

求められる結果に「+α」をして返す。

 

そうすれば、それは紛れもなく

 

自身の「仕事」となる。

 

 

そうなるために必要なのは、姿勢だけだ。

 

自分がなりたい姿を自覚して、

 

その視点に切り替えるだけ。

 

もし、自分が経営者だったら?

 

そう唱えて、あなたは今すぐに変わることができる。

 

 

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1万時間の投資

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自営業タイプ」で希少な人になるために

 

必要な条件のひとつが、

 

プロレベルのスキルや技術を持っていること。

 

 

たとえ今、「何もない」という答えでも大丈夫だ。

 

決めたひとつの分野に1万時間の投資をすれば、

 

誰でも、たとえそれが苦手分野だったとしても、

 

プロのレベルに達することができる。

 

 

1万時間とは、1日8時間で3年半

 

1日5時間で6年1日3時間で9年

 

さらに、これまでにも仕事や趣味で

 

やってきたような分野だとすれば、

 

すでにいくらか時間の蓄積があるだろう。

 

 

あとは、集中して残りの時間を投資するだけだ。

 

優先順位をつけて、打ち込むこと。

 

それができれば、誰でもプロになれる。

 

 

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「好きなこと」で

死ぬ覚悟があるかどうか

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上記の「自営業タイプ」が「」を極める人ならば、

 

研究者タイプ」は「好き」を極める人。

 

好き」だけを追求するために、

 

生活が困窮するリスクを厭わない覚悟が必要だ。

 

 

何か自分にとって「良いもの」を作ったとして、

 

それが黙っていれば世の中に受け入れられ、

 

売れていくわけではない。

 

ファンがつくかどうかもわからない。

 

他者へ向けたビジネスとしてやらず、

 

自己満足を優先させるという選択になる。

 

 

アーティストの中には「ビジネス」を嫌う人も多いが、

 

せっかく作り上げたものを

 

もし世間の人に広く知ってもらわなくても

 

本当にいいのかどうか、考えなくてはならない。

 

 

死んだ後にやっと評価された

 

ゴッホになってもかまわない

 

そう言える人だけが選ぶことのできる覚悟の領域である。

 

 

【最後に】

 

絵本作家を目指す友人と話したときに、

 

西野亮廣さんの本を読んだと話したところ、

 

あれはビジネス屋さんだから

 

と突っぱねられてしまったことがある。

 

 

今ではクラウドファンディングなど、

 

プロでなくとも自分の生み出すものに

 

お金をかけてもらえるツールがある。

 

 

しかし売る努力、つまりビジネスをしないということは、

 

広く人の手に渡らなくていい

 

と言っているようなものだ。

 

 

それはとてつもない覚悟で尊敬するが、

 

わたしは「作品を人の手に届けるまでが仕事」という、

 

西野さんの言葉の方が心に響く。

 

 

お金を積まれたとして、

 

自分の信念は1ミリも曲げたくないという想いにも気付きつつ。

 

どれだけ人にお金をかけてもらえたかは、

 

あるひとつの明確な評価の基準にもなるのではないだろうか。

 

 

人それぞれ譲れないもの、価値観は違う。