教えて学ぶFX

本業は英語教師の兼業FXトレーダーです。ブログを通じ、読者の方々と一緒に成長していければと思います。

「専業」トレーダーよりも「兼業」トレーダーを勧める理由

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このブログを訪れて下さった皆さんの中には、

 

「いつかは専業トレーダーになって自由を謳歌するぞ!」

 

という意気込みを持っている方がいらっしゃるかと思います。

それを否定するつもりはありません。

しかし、私は兼業トレーダーをお勧めします。

 

専業トレーダーには大きな弱点があります。

それは何なのでしょうか?

 

 

 

 

まず最初に、ここでは、

 

専業トレーダー = FXによるトレード収益のみで生活している人

兼業トレーダー = FXによるトレード以外に生活を賄える収益源を持つ人

 

と定義して議論します。

 

兼業トレーダーの強みは、仮にトレードで利益を上げられなくても、

生活に困らないだけの収益を他から得ることができる点です。

 

対して、専業トレーダーはトレードで利益を上げられなければ生活ができません。

専業でチャートを監視し続けられるとしても、

チャンスが来るかどうかは相場次第なので、

確実に毎月一定の利益を上げられる保証はありません。

 

十分に経験を積み、強い意志でトータルでの勝ちを確信している人は別なのかもしれませんが、

専業トレーダーの多くは、そういった不安と戦いながら日々を過ごしています。

 

トレードは「待つ」ことが仕事です。

最も重要な要素だと言えます。

 

専業トレーダーのそういった不安から来る「恐怖」や「焦り」の感情は、

根拠の甘いエントリーや、利益の早期確定(チキン利食い)を誘発します。

結果、トレードパフォーマンスを落とし、それがさらなる恐怖と焦りを呼びます。

 

しかし、トレード以外に収入の柱がある場合は、

最悪トレードの収入が無くても生活には困らないので、安心感が全く違います。

 

実際、「専業トレーダー」と呼称される多くの方々が、

実は「兼業トレーダー」であることが多いです。

 

皆さんにも憧れたり目標とされたりするトレーダーさんがいらっしゃると思います。

私にも、自分の中でメンターとして勝手に慕っているトレーダーさんがいます。

 

しかし、そういったトレーダーさん、

つまり、我々の知るところとなっているトレーダーさんは、

ほぼ全員が、ブログやYoutubeで広告収入を得ていたり、

FX塾を経営してコンサル料を得られているのではないでしょうか。

 

つまり、FX以外の収入の柱を持つ「兼業トレーダー」なのです。

 

勘違いしないで欲しいのですが、

そういうやり方を非難しているのではありません。

むしろ、絶対にそうするべきだし、それが最も賢い方法です。

 

中には、そういった副収入を得ている専業(兼業)トレーダーの方に対して、

 

「トレードで利益が得られるのだから、広告など必要ないはずだ。

 アフィリエイトの広告を貼るのは勝てていない証拠だ」

 

などの理論を展開される方もいらっしゃいますが、それは違うと思います。

お金はいくらあっても困ることはないのです。

そして、収入の柱が多ければ多いほど、トレードの成績も安定するのです。

 

ブログやYoutubeで情報を発信してくれているトレーダーの方々は、

そこのところを自分でよく分かっておられるのです。

 

ですから、今、私のように何かお仕事をされていて、

将来的にはトレードを主軸として生活をしていこうと考えられている方は、

トレードのスキルをしっかりと身に付けて、相場の本質を理解し、

その情報を人に発信することで幾ばくかの利益を得られるようなシステムを構築した上で、

お仕事を辞めて専業になることをお勧めします。

 

ちなみに、私はトレードだけで生活できるようになったとしても、

今の仕事を続けていくと思います。

人を育てる仕事は本当に楽しいし、遣り甲斐のあることだからです。

 

 

まぁ、たまに鬼残業で嫌になることもありますが、

それはご愛敬ということで・・・(笑)

 

 

では!