去る10月31日の土曜日と11月1日の日曜日に、新潟県上越市にあります国宝・浄興寺で、イベント「浄興寺de縁日」が行われ、虹色堂も出店させていただきました。

 



このイベント「浄興寺de縁日」は、毎年春と秋に行われているイベントです。

ここ浄興寺さんは、国宝にもなっている建造物で、この浄光寺さんをみんなで守り、伝えていくことを目的に行われている「浄興寺プロジェクト」という行政からも補助を得ている事業の一環で行われているものです。

 



虹色堂も、以前、別のイベントで、この「浄興寺de縁日」を主催されているている方のお一人Kさんと出会い、このイベントを知りました。

それ以来、毎年、年に何回か(2~3回出させていただく年もあれば、年に1回だけの出店という年もありましたが)出店させていただくようになりました。

このイベントでは、虹色堂の商品も人気で、毎回たくさんの方が、虹色堂のブースにも足を止めてくださるんです。

なので、片道3時間かけて行き、出店しているんです。

今年は、新型コロナウィルスの関係もあり、春の開催はみあわされたのですが、10月から11月にかけて、春の分まで開催しようと、実行委員会の方々が頑張ってくださり、この2か月で計5日、開催されることになったんですよ。

もちろん、新型コロナウィルスの感染予防に対し、できるだけの配慮をしながらの開催とはなりましたが・・・・ね。



過去最大(?)の出店者数


新型コロナウィルスの広がりにより、今年は春から各種のイベントが次々と中止になり、日々モノづくりをしている方々は、出て行く機会を失い、みなさん困っていたことと思います。

中には、本当に収入が無くなり、生活そのものが危機にさらされてしまった方もたくさんいらっしゃることでしょう。

そうした反動もあったのか・・・

今回の、ここ「浄興寺de縁日」では、この日には72店舗の出店があったとか。

 

   

 

   

主催者の方と話をさせて頂きましたが、このイベントを始めたころは、30店舗を集めるのにも苦労をしたとか。

それが、今では70を超える出展者さんが集まってくれるようになり、驚いているとか。

しかし、出展者さんが増える事により、トラブルなども増え、新たな課題も出てきているようです。

特に、こんなご時世です。

コロナへの感染を考慮してのイベントだけに、出展者さんもお客さまも、双方が感染しない・させない用工夫をする必要があるのですが、中には、なかなか・・・と言う方もいらっしゃるとか。

今回のこのイベントを開催するに当たっては、主宰されている方々みなさんが、どうしたら、現状の中でイベントを開催できるのか、さまざまな努力をして下さり、開催に至ったことと思います。

その努力を無にすることなく、私達も常識をわきまえて、ルールを守り、ィイベントになるよう努力していかなければいけないのではないでしょうか。

そんなことを考えながら、今回のこのイベント「浄興寺de縁日」に出展させて頂きました。

この場を借りて、主催者の皆様、関係者の皆様にお礼申し上げます。

本当に有難うございました。



人気のポマンダー


ここ上越でのイベント「浄興寺de縁日」では、毎回フルーツポマンダーが人気なんですよ。

 



フルーツポマンダーとは、果物にクロ―ブ(丁子の実)をさして作る、西洋では魔除けや邪気を払うお守りとして作られているもので、虹色堂では、「信州と言えばリンゴでしょ!」というわけで、姫リンゴを使って作っているんです。

クロ―ブ(丁子の実)は、防腐作用が高く、また殺菌力も強いので、果物にさしておくと、果物が腐りにくいんですよ。

直射日光や、暖房器具の送風などをうけると、さすがに中身が腐ってきたりしますが、直射日光等を避けて、風通しの良い所に飾って落ちてもらえば、10年以上も持つんですよ。

虹色堂にも、13年物があります。

そして、虹色堂で売っているポマンダーは、たいていその前の年に作っておいたものなんですよ。

このポマンダーを店先にぶら下げておくと、通りすがりのひたが興味を示して、お店に立ち寄ってくれるんです。

そのポマンダーが、毎回、ここ「浄興寺de縁日」では、よく売れるんです。

また、秋のこの時期ならではですが・・・・

このフルーツポマンダーを是非ご自身で作って頂こうと、材料を一袋にしたキットも販売するんです。

 



このフルーツポマンダーのキットもなかなかの人気なんです。

その他にも、今回はやりませんでしたが、その場でポマンダーを作って頂くワークショップなども開催したりしています。

作り方は、ただただリンゴにクロ―ブをさすだけなので、だれでもできるんです。

ただ・・・

たんたんとした作業が苦手な方には、いくら小さい姫リンゴを使用しているとはいえ、一個作り上げるには大変かもしれませんが・・・。

このポマンダーを作っている時に、リンゴにクロ―ブをさすと、リンゴの香りとクローブの香りが混ざり合い、何とも言えない香りが漂うんです。

この香りをかげるのは、作っているご本人のみなんですよ。

自分で作るからこそ陰る香りや、実際にクローブを手にしながら得られる癒しの時間を楽しんで頂きたくて、キットを販売したり、ワークショップを開いたりしているんです。

今回も、ワークショップこそ行いませんでしたが、試しにひとつ・・・と言って、園にあるリンゴにクローブを一つだけ刺してもらって、その香りを楽しんでもらったりはしました。

すると・・・

みんさん、自分で作ってみたくなるんですよね。

キットを手にして頂ける方がたくさんいらっしゃるんです。

ありがたい限りです。

ただ・・・

虹色堂は、もちろん活動を維持していくため(材料を買ったり、お店の維持管理費など、お金の必要とするところは多々あるので・・・)、たくさん売れれば、それはそれで嬉しいことなんですが、ただ物を売るのではなく、虹色堂に来て下さった方(もちろん、イベントのときには、虹色堂のブースに足を運んで下さった方も。)が、笑顔が増え、幸せになってほしいと願い、皆さんに幸せを届らる様な商品を集めて販売しているんです。

だから、ポマンダーに限りらず、虹色堂の商品を手にして、皆さんが素敵な笑顔を見せてくれると、それが私達の喜びにもなるんですよ。

だから、みんさんに喜んでいたけるお店を作ろうと頑張っているんです。

このポマンダーも、そんな思いの詰まった作品のひとつで、このポマンダーを手にして下さった方が、おうちに持って帰って頂き、このポマンダーを作ったり、眺めたりしながら笑顔に慣れたり、それこそお守りとして、皆さんを守って下さることを願っているんですよ。





最近注目されている革製品


そして・・・・・


前回の、「安曇野さんぽ市」の時にも、予想以上の方に手にして頂けた革製品。

 

   

まだ、革小物ばかりで、大物は作れていませんが、ペンケース・カードケース、小銭入れ、キーケース、ブックカバー等、商品も少しずつ増えてきて、そのクォリティーも、少しずつですが高くなってきたのか、皆様に手にして頂くことが多くなったように思います。

こんかいの、ここ「浄興寺de縁日」でも、小銭入れを中心に、予想以上にみなさまに製品を手にして頂くことができました。

前回の「安曇野さんぽ市」の時には、ペンケースが人気でしたが、ここ「浄興寺de縁日」では、小銭入れが主な注目製品でした。

どの製品にしろ、虹色堂で作っている製品を手にしながら、皆様が笑顔で悩まれているのはとてもうれしい限りです。

そして・・・

こと、この革製品に関しては、是非、ガシガシと使い込んで頂きたいなと思っているんです。


私もそうですが、革製品って、若いころから憧れていたんですが、値段が高くて、なかなか手に入れる事が出来なかったんですね。

さいきんでこそ、それこそ100均でもそれなりの革製品を売っているほどですが、ちゃんとした製品は、今でも高価ですよね。

自分で作るようになって、なぜ革製品が・・・いえいえ、革製品に限らず、手作りで作られている製品が高価なのかは、その材料費と手間暇を考えれば納得できることなんですが・・・・。

それでも、何万円もするような製品は、なかなか手に入れる事ができませんよね。

しかし・・・

もっと、気軽に革製品を使って頂き、革の良さを感じて頂けたら・・・・そんな思いで、作る虹色堂の革製品は、もちろん材料費のコストを下げる努力もしていますが、皆様に使ってもらいやすい低価格で販浴びしていきたいと思っているんです。

もちろん、安かろう悪かろう・・・では、皆様に幸せな気持ちにはなって頂けませんので、できるだけしっかりとした製品を作ることを前提にしての話ですけど。

そして、虹色堂の革製品を使って頂き、やっぱり革製品っていいな・・・と思って頂けたら、今度は、もう少しお金をためて頂き、メーカー物や、他の作家さんの作品を手に入れて頂くのもいいのではないかと思っています。

それならば、きっと高額な作品でも、買った後公開することは少ないような気がするので・・・。

おかげさまで・・・

今回のイベントでも、特に二日目の11月1日に、革製品をたくさん手に敷いて頂くことができました。

本当に有難うございました。




幸せをはこぶ店・虹色堂


先にも書かせて頂きましたが・・・

虹色堂は、その製品や活動を通して、1人でも多くの方に笑顔を届ける事ができたらと思い、その活動を続けています。

 


作品を作り販売するのもその一環で、みなさんに笑顔になって頂けるような作品作りを心掛けています。

 



もちろん、まだまだ独りよがりなところはたくさんありますけどね。

それでも、どうしたら笑顔を届けられるかと、日頃より頭を悩ませ、工夫を凝らし、活動に生かしていくようどりょくしているところです。

もちろん、買った人だけを幸せにしたいと思っているのではなく、素晴らしい作品を作る力を持ちながらも、その作品を社会につなげる術を持ち合わせていない方には、虹色堂で社会と作家さんの橋わたしをしていきたいと思っていますし、物作りに限らず、障害などを持ち、社会との関わりが持ちにくい方には、その方の得意なことを通して、社会とのつながりを作るお手伝いができたらと思っています。

もし、悩んでいらっしゃる方がいましたら、お気軽に虹色堂にご相談ください。

障害を持たれた方や、社会の中で生きにくさを感じていらっしゃる方、またそのご家族の方などのご相談も承ります。

私たちにできる事で、誰かが笑顔に慣れるなら・・・

みんなが幸せになれるなら・・・・

そんな思いで、これからも虹色堂は活動をしていきたいと思っています。

たくさんの方と出会うことが出来るよう、これから、色々なイベントなどを通して、各地に出向いていきたいと思います。

その時には、是非足を運んで下さい。

よろしくお願いいたします。