ずっとヴィーガン暮らし

薬草学の母ヒルデガルトに憧れて植物療法を学んでいます

今日はなんのお茶にする?

お茶が好きだ。特に好みはない。緑茶・紅茶・野草茶・ハーブティー・漢方茶なんでもいただく。

気分によって、そのとき飲みたいお茶を入れる。体が温まりたいと欲しているのか、心が落ち着きたいと欲しているのか、何か理由があるはずなんだけど。とにかく「お茶気分」というものがある。

  

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 お茶を飲むと何かが変わる。

 

食事だと「あーお腹がいっぱい」とか「美味しかった、ごちそうさまでした」とか「さあ、また頑張るか」とか「お腹いっぱいで眠くなっちゃったぁ」なんて、ストレートに体と心に直結するけど、お茶はもっとゆるやかな感じ。

 

たぶん、体の中を巡る時間に関係があるのかも。温かいお茶が体に入る。一度には飲めないから、一口。また一口と少しずつ。口から入ったお茶がゆっくりとお腹を通り、じわじわと足の先の方を巡っては、また体の中を上ってきて、お尻から背骨を通って手の指先を一巡りしたら、ハートのまわりをぐるぐるとまわってから、脳みそを通って頭のてっぺんから抜けていく~。

 

まあ、実際はそんなことはないけれど、それぐらいゆったりとした時間のイメージ。意識の方はお茶の香りだったり、味だったり、湯気だったり、茶器のフォルムの美しさとか、茶葉の変化とか、色とか、一杯のお茶でいろいろ感じることがある。

 

一言でいえば、満たされた感でしょうか。
お茶には何か、魔法のような力があると感じる。

 

たとえばお茶を飲むタイミングって、仕事がひと段落したり、疲れて休みたくなったり、何かの理由で一息入れたくなったりした時で、やっぱり少し足りなくなってきた "気" のようなものを補給したいと無意識に感じるのでしょうね。

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お茶は世界中で愛されていますよね

最近はメディカルハーブを勉強中なので、ハーブティーを入れては「ええっとこのお茶の効能は・・・尿酸を排出し」「鉄分や葉酸を含み、貧血にも」「キク科アレルギーの人には注意が必要」などと、味わうよりも暗記!暗記!

 

今日はハーブティーより、漢方茶っぽいものが飲みたい。漢方茶というほどでもなく、最近はお白湯に何かを加えて飲むスタイルが気に入っている。やっぱり基本はお白湯。そこに体調に合わせて、一つ二つ加えればよい。

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なつめ・五味子・蓮根を選んでケメックスへ
  • なつめ(棗)  
    漢字が難しいので調べてみたら、棘(とげ)の漢字の縦バージョン。棘の多いなつめの木を表すようです。利尿・強壮に効果があるとされる。老化防止・美肌効果もあり、中国では「毎日3つ食べたら一生年を取らない」という古くからの言い伝えがあるそうです。
  • 五味子   
    精油・脂肪油を含んでいるため鎮咳効果が高く、気管支炎や喘息に効果があるとされる。五味子茶は甘味・酸味・辛味・塩味・苦みの五つの味を持つお茶としても人気だそうです。
  • 蓮根    
    穴が開いていることから、先が見通せると縁起物野菜としてお節料理にも使われる。意外にもレモンに匹敵するぐらいビタミンCが豊富だそうです。むくみを取る。体を温める。消化を助けるムチンという成分が注目されているそうです。最近は花粉症にも効果があると粉末が人気。   

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じんわりとやさしい味のお茶

初めての組み合わせ。自己流ブレンドのお味は?

 

意外とおいしい。ちょっとゆがんだ蓮根の形がなんとも可愛い。なつめが甘くて、蓮根はまさに蓮根そのものの味がお湯に溶け出している感じ。 そこに五味子の酸味が加わって、これはけっこうイケますよ。柔らかくなったなつめはそのままおやつ。甘くておいしい。五味子は酸っぱすぎてこのままでは無理。蓮根は、、やっぱりシャキシャキと料理で食べたい、、、かな。

 

お茶はティーバックより、断然素材の形が見えるほうが楽しいし癒される。