ずっとヴィーガン暮らし

薬草学の母ヒルデガルトに憧れて植物療法を学んでいます

もしものメンタルブレイクに備えて

 

今週のお題「もしもの備え」

 

大型台風が通り過ぎました。気象庁の呼びかけで、自然災害に対する備えの意識は高まってきたように思います。備えのリストなども提示されているので、家庭でチェックして、足りないものは買っておくなど、それなりの準備もすることができます。

 

では、心の備えはどうしたらいいのでしょう。

 

低気圧が近づくと落ち込む、雨が降ると憂鬱になるなど、気象に関係した症状ならある程度予想はつきますが、もっと激しいメンタルブレイクは突然やってきます。自分に向けられた誰かの一言で、心崩壊の危機に陥ることもあるのです。自分の存在価値を自分で貶めてしまうような負の循環から抜け出せなくなることも。

 

「もしもの備え」は心にも必要なんです。

 

メンタルブレイクが起きた時の対処方法はよく見かけます。大体、好きな物を食べる、体を動かす、よく寝るなどが挙げられています。でも、そんなときによく寝られるでしょうか? 好きな物が目の前にあったら「ドカ食い」してしまい、後でよけいに落ち込んでしまうような気がします。

 

私が考える対処方法は時間と空間の移動です。

 

時間に関しては、今が辛いわけですから「永遠に今が続くわけではない」「時間は流れていく」ということを意識するようにする。

 

空間に関しては、今自分がいる場所を「俯瞰して」見るようにする。世界は広い。もともと粒のような、点のようなちっぽけな存在なんだから、これ以上ちっぽけになることもない。

 

対処方法ではなく、ここでは備えの話ですから、そういう対処方法がとれるような具体的な備えをするということになります。

 

①美しい本を用意しておく

 

世界の果てを旅する本、圧倒的な大自然を撮影した本など、果てしなく広い空間を感じさせてくれる本があれば、自分もこの世界に同時に存在しているという神秘を感じることができます。

 

聖地と言われる場所を旅する本などは、大体歴史的な場所や物が登場するので、長い長い悠久の時間を感じることができます。今自分が存在しているこの瞬間もまた過ぎ去ってしまうもの、留めることはできない。そう考えると悲観している時間がもったいなくなります。

 

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めくるだけ聖地巡礼 POWER BOOK 星の巡礼 カミーノ編

 

 

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幸せが見つかる聖なる言霊 神々の住まう場所から届いた33のメッセージ

 

どちらも何回読んでも感動する宝物のような本です。写真も文章も心に響きます。

 

②意識の旅をする方法を学んでおく

 

感情的にどん底まで落ちてしまうわけですが、そういう感情はどこから来ているのか、なぜやってきて、どこへ行くのか。自分の意識が時間と空間を旅するようなイメージで、何も考えないようにして流れに身をまかせる、普段からそんな瞑想の練習をしておく。そして最終的には静かに「いま・ここ」に戻って来れたらいいのですが。

 

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図解 マインドフルネス ―しなやかな心と脳を育てる―

 

マインドフルネスについては色々な本を読みましたが、個人的にはこの本が最高だと思っています。美しい写真、印象的なイラスト、論理的な説明と豊富な情報で、大変わかりやすいです。

 

③流すことばを用意しておく

 

「手放せ手放せ」「一過性、一過性」「よくある、よくある」「これも経験あれも経験」「落ちたら登るだけ」「只今修行中~」「解放~」等々

 

 「思い悩むのは揺り椅子と同じ」という言葉を読んだことがあります。思い悩むことには結構なエネルギーを使うけど、結局どこへも行きつくことがないという意味です。深刻に考えても揺り椅子からは降りられません。声に出して流すのもひとつの手だと思うので、そんなおまじないのような言葉をいくつか用意しておきます。

 

 

④癒しグッズを用意しておく

 

お気に入りの香りのアロマオイルやスプレー、癒しの周波数528Hzやクリスタルボウルの音楽、ホメオパシーのレメディ、フラワーレメディなどを身近に用意しておきます。

 

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こちらの可愛らしい手刺繍の小物入れは、私が学んでいる「ヒルデガルトファミリエ」で購入した緑の薬箱です。丸い地球、そこで飛ぶ鳥、泳ぐ魚、蝶、木々や花々。真ん中には緑の力を表すVIRIDITASの文字が。私たちの住む世界の調和を描いています。

レメディなど中身も含めてこちらで買えますよ😊 ↓

www.hildegardfamilie.com

 

私はこの緑の薬箱をいつも身近において、感情が高ぶりどうしようもない時は、レスキューレメディを舌に直接落としたり、ナリンのオイルを手に落として深呼吸しています。ホメオパシーはアコナイト(恐怖)アーニカ(ショック、高ぶり)イグネシア(激しい感情、悲しみ・怒り)ネイチュミア(深い悲しみ)等を取ります。

 

自分に落ち度があったり、失敗したりした場合は原因が自分にあるので、落ち込んでも立ち直りやすいと思います。むしろ自分に対してなんの責任もない、関係のない人からの一言のほうが突然のメンタルブレイクを起こしやすいと感じます。そしてある日突然、予想もつかず起こるから始末が悪いです。

 

自然災害への備えはもちろんですが、心の備えもしておくのはどうでしょうか。