【保存版】写真撮影のテクニック~滝の撮影方法 | 写真家 jin-andoの徒然日記~写真に魅せられて

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 流れる水が白い線に見える美しい滝の写真、新緑や紅葉と一緒に撮るのもいいですし、滝以外にも清流の流れを撮影するのもいいですね。しかし見入ってしまうような美しい滝の写真はどのように撮ればよいのでしょうか。ここでは滝をメインに水の流れを上手に撮るテクニックを紹介します。

 滝を美しく撮るためのシャッター速度は、1/4~1秒です。回りが極端に明るいと、F値を最大にし、ISO感度を最低まで落としても、1秒よりも速くなってしまうことがあります。これ以上はカメラやレンズの性能の限界になっていますので、設定では不可能になります。苦肉の策としては、シャッター速度を1/2程度にしてみましょう。1/2なら何とか水が白い線となるギリギリのラインです。
このほかには、露出補正をプラス側に調整することで、シャッター速度を少し遅くすることができます。仕上がり自体は明るくなってしまいますが、もうちょっとで1秒になるという場合には有効です。どうしても1秒に設定できない場合は、NDフィルターやの出番となります。

 滝の撮影には、周りの木々などを移し込むことが多いです。あまりシャッター速度を遅くすると、木々などが風の影響でぶれてしまいます。

ですから、2秒以上の速度はお勧めしません。

NDフィルターとは
 NDフィルターはレンズから入る光の量を減らすために使うグレーのフィルターです。まぶしさを抑えるサングラスのようなもので、NDとは、「Neutral Density(ニュートラル・デンシティー)」の略です。発色に影響を与えることなく、光量を減らすのがNDフィルターです。
 NDフィルターにはND4、ND8と番号がついています。番号が大きいほど濃くなり、シャッター速度を遅くできます。ND4、ND8などの数字は、光量を何分の1に減らすかを表しています(ND4は光量1/4)。

NikonD810、ISO100,シャッタースピード1秒、ND4フィルター使用

 

NDフィルターの出番はどんな時か

 

 NDフィルターを使用する代表的ケースとして滝や渓流の撮影が挙げられます。

 水の流れの撮影ではスローシャッターで(概ね1/8秒以下)その流れている様子を表現することが多いのですが、暗い場所でF値を絞り気味にした場合、必然的にスローシャッターになります。なので三脚をきちんと立て、カメラブレ対策を講じればNDなしでも流れの撮影はできます。
 しかし晴天時の日中など明るい所では光量が多く、最小絞りまで(f16やf22)絞ったとしても十分な低速にすることが難しく、描写が中途半端になってしまいます。スローシャッターを切ろうとシャッター優先モードやマニュアルモードを使って無理やり低速に設定したところでそもそも光量が多すぎるのですから露出オーバーになってしまうわけです。
 そこでNDフィルターを使って、レンズを通過する光を減らし、デジタルカメラのセンサーに達する光を制限すれば明るい場所でもスローシャッターが切れるようになり、適正露出かつ滑らかな流れ表現の両立が可能になるわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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