自粛緩和後2度目の美容院へ

1ヶ月半ぶりの美容院へ行く

 特に行く必要もないかと思ったが、コロナの影響でしばらく行けなかったこともあり、夏の休暇前に行っておこうということで美容院に行きました。現在のお店の状況や夏の予定も聞いてみたかったので、いつもの担当の美容師さんにお願いしました。最近は、家族全員が彼女に切ってもらっているので、我が家の夏の予定も良く知っています。
 開口一番、「夏の休暇は行くの?」ということでしたので、まずはその話題から。
この夏は、スイス国内の休暇に切り替えた話をし、彼女もイタリアに行くのを取りやめたと話していました。今年は本当にスイス国内が混雑しそうな夏です。実際には、国内でスイス人がお金を落としても、コロナの損失には程遠い訳で、なんとも言えない気分です。

この2週間客が来ない!

 実は、この美容院はいつも予約でいっぱいなのですが、この2週間、突然予約が入らなくなり、閑古鳥が鳴く様相だったそうです。彼女も原因はわかりませんが、店の存続を心配するほどだったというから、相当深刻だったようです。でも今週はまた予約が増えているようで、少し安心した様子でした。
 おそらく、コロナ自粛緩和の後に、かなりの人が美容院再開を望んでいて予約が殺到しました。自分も予約するのが遅れて、もういっぱいだったのを記憶していますが、そのピークが一巡したということでしょう。あとはコロナで経済的に厳しくなっている人が増えているのも関係していて、実際に彼女のお得意さんから、いつものペースで予約が入らなくなっているそうです。例えば、年金暮らしの方などは、節約のために1回美容院を減らすなど、そうした傾向が見られるとのことです。

経済損失を取り戻すには、何年かかるか?

 業種によりますが、今回のコロナ騒動で大打撃を受けた航空会社や旅行関係の会社や飲食店、そして、製造業も部品の調達に苦労し生産がストップしたりと様々です。逆に、スーパーなどは、買いだめや、近隣のドイツやフランスに買い出しにいけなくなったことも影響して、売上はアップしています。これから国内の観光地は、稼ぎ時となりますが、海外からの観光客がほとんど来ないでしょうから、厳しい状況の中、どこまで持ちこたえられるかが心配です。

観光地ではすでに倒産が相次ぐ

 緩和措置の後、欧州の観光地は、大体的に呼び込みの宣伝をしましたが、まだ警戒して旅行を取りやめている人も多く、フライトも減っています。ある人の話では、イタリアのビーチリゾートでは、これから観光客を迎えるという時期を待たずして、倒産が相次いでいるそうです。おみやげ物屋、レストランやバーは、夏の休暇のピークを前に、力尽きてしまうという状況だそうで、なんとも歯痒い気分です。

感染者数増加とクラスタ発生

 すでに報道されている通り、クラブなどではクラスタが発生し、感染者数も60名を超えることもあります。収束には10名以下という基準を聞いていますが、だんだん遠のいている数字です。予想通りと言えばそうなのですが、やはり密集状態でお酒を飲めば、広がるのはあっという間でしょう。特にこのコロナは感染力が強いので、ウィルスを持ち帰った人が家族にも
遷してしまいます。
 第二波が来るとは言われていますが、その前に各地で多くのクラスタが発生して広まりそうです。スイスは未だマスクの着用義務はなく、街へ出てもあまり見かけません。せめて、ドイツやフランスのように公共交通機関やスーパーだけでも、着用義務にすれば抑えられる感染もあると思います。
 夏のマスク着用ほど、暑苦しいものはないですが、自己防衛はまだした方が良さそうです。