早くなったコロナウィルス検査

職場や学校でコロナ対策

 今週は、学校が始まったところも多く、職業訓練校や高校ではマスク着用を義務付けているところもあり、この暑さで不満の声も多いようです。特に学校ではクーラーがないところがほとんどですので、この時期マスクは息苦しいだろうと思います。職場では、ちょっとでも風邪の症状がある場合に、すぐにコロナウィルスの検査を受けてくるように指示されるところもあるそうで、電話1本ですぐに検査が受けられ、翌日にはSMSで知らされます。陰性の場合はいいのですが、陽性の場合、職場でコンタクトがあった人も検査を受けるか、自宅待機になってしまうので、迷惑がかかります。
 それでも一時に比べれば、コロナウィルスの検査も早くなり、結果も早く出ているようです。

抗体薬の確保

 スイスは、コロナウィルスの抗体医薬品を確保して第2波に備えているようです。ロシアでは、いち早く薬の処方をしたと報道がありましたが、まだ副作用や効果ははっきりと発表されていません。しばらく変異をしながら、コロナウィルスの蔓延は続くと言われていますが、薬が確保できる状態になれば少し安心です。人の移動の制限も緩和されるのかと思います。

欧州でのウィルスの型が違う

 現在日本人は、スイスに入国ができ、自主待機期間もありません。しかし、スイスから日本に入国した場合には14日間の自宅待機が命じられていて、少し不満に感じている人も多いですが、欧州でのコロナウィルスの型が日本で蔓延しているものと違うそうで、それが自宅待機の理由になっているようです。それでも、2週間の休暇で2週間待機するわけにもいかず、実質帰れない状況です。

 今年の秋冬の状況を見て、各国の対策がなされると思いますが、同時進行で経済的損失を回復しなければならず、グローバルな現代では、自分の国だけ管理をすればいいというわけには行きません。ニュージーランドや台湾などはウィルス封じ込めに成功していると言われていますが、一方でスウェーデンのようにロックダウンしなかった国もあるわけで、生活様式や習慣、人が持っている抗体など、単純比較はできません。しかし、そうしたデータがもっと出てくれば、今後の役に立つだろうと思います。
 コロナウィルスのおかげで今年の計画が狂った人は多いでしょう。そろそろ疲れも出てきていますので、早期の収束を願うしかありません。