うまく日程が合ったのでモンスターの高速ウインカーテストも兼ね、鶉野(うずらの)飛行場跡を訪れた。自宅から新名神、中国道で1時間と少し。丁度頃合いの距離である。
ここには"紫電改"の実大模型が展示されている。先日紫電改のプラモを完成させたばかりの自分だから期待も高い。
行ってみると周りには何もなく、かなり遠くから紫電改の姿が見えていてそこと知れた。
常設展示ではなく月に二回、後ろの格納庫からこうして屋外に引き出してくれる。
この日は 好天に恵まれた。飛行服や軍服を着ているのは軍装オタのコスプレ、ではなくスタッフ。
実機をレストアしたものでもリバースエンジニアで1から作り上げたものでもなく、あくまで実大模型。外見だけのドンガラなので希少性、歴史性などをウンヌンするのは野暮。
パイロットが乗り込もうとしていたのですかさず後ろに回り込んで連続して撮った。
模型のハガレを再現する時に参考になるだろう。もう出来たから後の祭りだけど。
引き込み式の手かけや足掛けなどなど…
ドンガラとは言ったが復元レベルは非常に高い。リベットやパネルラインなどを見ると、かなり細かいところまで再現されている様で、そこら辺のヒコーキオタク風情が軽々しく文句を付けられるものではない。プラモデルを作る前にこんなの見たら、変に細部に凝りまくって完成してなかったかもしれない。
主翼の捻り下げもつけられている模様。
外板の歪みまで当時のままなのだろうか、継ぎ目で日の丸が歪んで見える。自分の作った模型のゆがんだ日の丸もあながち嘘ではなかったのだ、と都合のいい様に解釈して安心する。
完成させた直後でなかったら帰りに模型屋に立ち寄って紫電改のプラモを買ったかもしれない。
二時半過ぎに格納庫に納められる紫電改。ハイ、お疲れ様。木造のラチス構造が興味深い。
こちらは近くの小さな資料館。
ここには実機の車輪や機関銃、外板などの展示がある。意外に小さな車輪や(600mmφ)ペラペラに薄い外板などなど、改めて見入った。知識として知っているのと実際に眼前にするのとではやはり違う。撮影は許可されなかったので残念ながら画像はない。
記念撮影してもらったヒコーキオタの単車乗り…
…ちなみにバイクのウインカーは治っていなかった…やれやれ。