カニの鮭&ガチマ上達へのノート

頭ばかり使って手が追いつかないタコの話

スプラのセオリー 〜作業ゲー化と押し付ける不穏勢〜

 

カニです。

 

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今回はえむいー氏の「作業ゲーはゲームの衰退を加速させる」を受けて書き起こしています。

自分の思うスプラトゥーンにおけるセオリーに関わる話をしたいと思います。

 

 

セオリーは勝率、クリア率を上げるためのもの

 

スプラトゥーンはチーム戦のゲームなのでセオリーがたくさん存在します。

ガチマで言えばエリアの打開は1人でいかないとか。

サーモンで言えばモグラはコンテナ付近に寄せるとか。

なぜこんなセオリーがあるかというと勝利もしくはクリアの確率を上げるからです。

それが強いとされている戦術だからです。これは簡単な話。

リスクとリターンの話で言えば、ローリスクでハイリターンが望めるからです。

 

なぜセオリーに従わなければならないのか

 

先述の通り、スプラトゥーンはチーム戦なので4人の意思を合わせなければなりません。

1人、2人と違うことをすると行動が合わずに勝利やクリアが遠くなります。

1人のエースでどうにかなるような競技であれば意思を合わせる必要がないかもしれません。(高校野球の地方大会とか?)

しかし、スプラトゥーンでは1人の力でどうにかなるものではありません。

誰か1人が画期的な奇策と技量を持っていたとしても残り3人がそれに合わせられなければ失敗するのです。

 

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個人戦であればセオリー(定石)の裏を突く奇策が通ることもあります。

 

 

ガチマッチ、野良サーモン、一部のコミュニティがセオリー化を促す

 

ガチマッチや野良サーモンは完全に意思疎通のとれない人間とのマッチングになります。

よって、4人の意思を合わせることは不可能です。

それでもなんとか行動を合わせようと先人たちは考えてきました。

意思がバラバラでも合理的で勝率が良くなる立ち回りを誰かが考え、Youtubeやブログなどで発信しそれが流行っていくのです。

そうしていくうちにセオリーができあがっていき、それに従って立ち回る人が増えていくのです。

また、乱獲や姫シャケなどの特殊プレイを行うコミュニティは合理的な立ち回りを求め、これらがまたセオリーを作っていきます。

 

セオリー化は良くないことなのか

 

結論から言うと私は悪いこととは思わないしむしろ良いことと考えます。

 

前の項で述べたとおりでセオリーというのは勝率やクリア率をあげるためのものです。

セオリーの通りに立ち回れば勝率やクリア率があがるのです。

いくらフレとのエンジョイリグマやサーモンであっても、勝利やクリアも目指しているのであればセオリー通りに立ち回るのは当然のことです。

 

たしかにセオリー通りに立ち回ると行動の選択肢はぐっと減ります。

毎回似たような立ち回りをすることになるので作業ゲーと言われるかもしれません。

そうなるとこれがつまらないと感じる人がいるかもしれません。

その感覚を私は否定することができません。そう感じるならそれは仕方のないことです。

ただ、勝率やクリア率を上げることの先には必ず選択肢の減少があるはずで、これはどのゲームでも一緒のはずです。

 

セオリー化は作業ゲーになってしまうのか

 

ただ、セオリー化したからと言ってこのゲームは作業ゲーにはならないはずです。

 

ガチマッチは対人戦なのでセオリーに従うとはいえ試合によって5分間の行動は全く違います。

毎回同じように敵を倒して同じようにカウントを進めて勝利するわけがないのです。

中身が人間である敵は倒されまい、カウントを進ませまいとしてくるので同じように行動してくるのですから。

勝つための大まかな立ち回りは同じにしても勝ったり負けたりするまでの過程が試合ごとに異なるのです。

とてもじゃないけど同じ作業にはなりません

 

サーモンランも同じで、いくらCPUといえど毎回同じようにシャケは湧いてきませんし、たくさんの方向から様々なシャケが湧いてきます。

1匹1匹のシャケの行動は同じですが、多様な状況が起きえるので同じ作業を繰り返すということはまずありません

加えて昼、夜wave、干潮、満潮といった変化もあるので尚更同じ作業にはなりません。

 

よほど突き詰めればパターン化できるかもしれませんが、そのパターンは何億通りのパターンになるのではないでしょうか?

何億で済みますかね?統計(?)に疎いのでわかりませんがとんでもない数にはなるでしょう。

それってパターンっていうの?作業ゲーっていうの?って話です。

 

作業ゲーというのは同じ行動をして同じ選択肢を選んで同じ行動をされて同じ行動で対応するようなことを言うのです。

なので、スプラトゥーン作業化されて衰退していくかというとそういうことはほぼないと思います。

 

セオリーの会得とセオリーの押し付け

 

セオリーに従わない野良への憤り

セオリーを知り、会得するとその通りに動きたくてしょうがなくなります。

なぜならそのほうが勝てるしクリアできるからです。

ただ、野良でもフレでも4人全員セオリー通りに動くとは限りません。

味方がセオリー通りに動いてくれず敗北or失敗すると「自分はセオリー通りに動いているのに(or動きたいのに)」と憤りを感じます。

ガチマや野良サーモンであればそれに対していくらブチ切れても構いません。いくら文句垂れても構いません。

本人には届かないので誰にも迷惑かけませんから。もちろん煽りや放置、妨害など迷惑行為はNG。

何よりこういった野良プレイは勝利もしくはクリアが第一目標なのですから、より勝利やクリアできる立ち回りをしてくれないことに憤りを感じて当然なのです。

可能な限り勝率、クリア率の高くなるセオリーに基づいて立ち回ってほしいのは当然の心理です。

なので、私は野良に苛立つことを否定しません。

苛立たないほうが良いプレイができるのも事実ですけどね。

 

余談ですが、ブログや動画などで解説するのであれば、勝率やクリア率を上げるセオリーを広めるべきです。

これは有名でもそうでなくても同じです。

ハイリスク・ハイリターンの奇策のような立ち回りなんかは広めるべきではないのです。

よほど勝率、クリア率が高まるとかでない限り。

紹介するのであっても安定した立ち回りでないことを必ず伝えるべきです。

これは以前少し話題になったカウンターアサリ問題から特に意識していることですが、まあこの話はまた今度…

 

 

セオリー通りに動かないからといって不穏勢になってはいけない

ただ、問題なのは声の届くフレとのリグマやサーモンです。

これに関してはセオリー通りに動いてくれないフレにどうこう言って押し付けてはいけません

こういった行動をする人は不穏勢と呼ばれるようですが、これこそスプラトゥーンが衰退します

セオリーができることで生まれる問題というのはこういったことです。

 

当然、ミスでもなんでもなく募集要件にそぐわないことをしているのなら指摘しても構わないと思います。

例えば乱獲募集なのに寄せる気ゼロとか。

 

人によってウデマエ、技量、知識、これまでの過程が違うので、会得しているセオリーと会得していないセオリーがあるのは当たり前です。

人に過度に期待したりどうこう言って押し付けたりするのはNGです。

自分もフレとプレイする機会は多いので気をつけたいところです。

もちろん、「もっとこうした方がいい」と言える間柄なら教えてあげてもいいと思います。(自分はむしろ教えてもらいたい)

言い方っていうのは注意するべきですけどね。

逆に言ってほしい人は「こうした方がいいってところがあったら言って!」とアピールしてもいいかもしれません。 

 

他者を理解しようとすれば私が何を言っているのかさすがにわかると思います。

えむいー氏の「アン・サリー問題やってみましょう。」とはよく言ったものです。

(冒頭で紹介した記事の一文です。)

 

tkgstrator.work

 

自分や敵への愚痴はまだしも、フレにこういうことを言うのが我慢できない人はフレとのプレイは向いていないかもしれません。

それか自分よりも遥かに上手い人とプレイするようにするといいかもしれませんね。

上昇志向があるでしょうから、たくさんのことを吸収できると思います。

 


 

話の着地点がいまいちわからなくなってきましたが、自分の言いたいことは

 

  1. セオリーで動くのがつまらなくてもそれは仕方ないこと
  2. セオリーは勝率、クリア率をあげるためのもの
  3. 勝利、クリアを目指すならセオリーを会得するべき
  4. セオリー化しても作業ゲーにはならない
  5. セオリーを声の届く相手に押し付けて不穏勢になってはならない

 

の5点です。