こんにちは、TRYです。
本日のお題は
『 時代は動いている』
です。
今回取り上げたいのは自動車業界についてです。
一昔前までは自動車業界の一大イベントといえば国内外問わずモーターショーでした。
そこで、各メーカーが新型車を発表してそこから一般に拡散するといった構図です。
ただここ近年ではモーターショーに参画するメーカーが減少傾向にあります。
理由はネット技術の進歩によるSNSやYouTubeの様な動画サービスなどのインフラが急速に充実してきており、また、それを生業にする人達が増えた為です。
お金の稼ぎ方も多様化してきており、YouTuberやインスタグラマー、プロゲーマー(eSports)といった新しい職種による新しい高所得者層が形成されてきています。
特にこれらの情報発信を生業にする人達の影響力は非常に大きく、大企業のプロモーションも霞むぐらいです。
話を戻すと、モーターショーに参画するメーカーが減っていると記載しましたが、それが顕著なのがフェラーリやランボルギーニといったスーパーカーメーカーです。
今は近年まれに見るスーパーカーメーカーの戦国時代です。
EV(エレクトリック・ビークル)技術の発達により、スーパーカーの性能の飛躍的な向上や、EVという従来のエンジンを要しない為、参入障壁が下がった事による新興メーカーの乱立がその影響としてあります。
今の世の中、富の集中がより顕著になっています。(ネットが普及した為に認識しやすくなっただけかも)
スーパーカーはもはやメーカーが何万台も売る時代になりました。(昔は数千台規模)
そういった中で、スーパーカーメーカーはユーザーの囲い込みと、メーカーへの忠誠心を獲得する事が非常に重要となります。
(1人が何台〜何十台もスーパーカーを持つ時代になった為)
そうなると、不特定多数を相手にするモーターショーよりも、自社でクローズドの内覧会やネットプロモーションなどで特別感を与えた方が、自社にとって質の高い利益が得られると考えるようになったからです。
なにより、コストコントロールが出来ます。
そういったことから自動車業界においてのプロモーションは変化してきており、恐らく今後は各メーカーが独自プロモーションを主軸に置き換えていき、モーターショーは別の形で生き残りを図っていく形になると考えます。
こういった事からも、車と元々は関係ない業界が自動車業界を動かしていっている事が分かります。
時代は嫌でも動いていきます。
世の中の動きに興味がなければ、なんとなく変わっていく世界に自分をフィットさせていくだけに留まります。
逆に
『今、何が時代を動かしているのだろう? 』
という視点で見ていくと、車業界一つをとっても色々と面白いものだなと感じる今日この頃でした。
【本日の名言】
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Saying is one thing and doing is another.
(言うことと、やることは別のものである。)
- モンテーニュ / フランスの哲学者、モラリスト -
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分かりやすく、実行するのが難しいのがこの言葉です。
机上の空論。やっても無理。
上司や友人に何か言われたときに、ついつい口に出してしまいそうな否定的なイメージが私にはあります。
しかしモンテーニュについて知るとその見方も変わってくるのではないでしょうか。
彼はよく懐疑主義者と言われます。独断的な思考に陥らず、人として謙虚にかつ寛容な精神を持って、物事に取り組むべきだと主張した人物です。
彼のこの言葉のバックグラウンドには、宗教戦争の残虐的な人間の行為を目の当たりにした経験があるのではないでしょうか。
言うこと(自身の主義主張)があったとしても、実際にやることは決して独善的なものにはならず、周りの事を思慮深く考えたうえで、最善の方法を導き出して取り組む。
この言葉には自制という意味が込められているのではないかと私は思っています。
【本日のワンポイントEnglish】
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I apologize for the delay.
(お待たせして申し訳ございませんでした)
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日常の会話の中では”Sorry”を使う事が一般的ですが、相手に対して正式に謝罪する時には”apologize “を使用します。
特にグループや会社の代表として謝罪する時には誠意を示すためにも”apologize”を使う事は大切です。
今回”delay”(遅延)という単語を例文には使いましたが、こちらもより適切な言葉になります。”wait”(待つ)等の言葉よりもビジネス上ではこの”delay”がプロジェクトの進行具合に対して遅れているときなどに使用されるので覚えておくとよいでしょう。